霧の大台ヶ原
(1/2)

この下にある「プルダウンメニュー」が表示されない場合は、ページ最下行にあるハイパーリンクをご利用下さい。





2019/04/23(10:59,11:00)
「大台ヶ原」の駐車場とビジターセンター。
「大台ヶ原」は、奈良県と三重県の県境に連なる「台高山系」の南端に位置し、
日本百名山や日本百景にも選ばれる。
散策の起点となる、ビジターセンターの標高は、1,572m。その周囲、標高1,400mから
1,600mの台地状に広がる「大台ヶ原」は、最高峰の「日出ヶ岳(標高:1,695m)」や
「大蛇嵓(だいじゃぐら)」など、主要な展望地のある「東大台」と、原生的な森林が広がり、
「利用調整地区」に指定され、事前に入山手続きと手数料入金が必要な「西大台」の2つに分かれる。
本ページでは、入山手続きが不要の「東大台」を歩いた記録を紹介するが、生憎の雨模様のため、
「東大台」の代名詞ともいえる「日出ヶ岳」と「大蛇嵓」は断念。「正木峠分岐」から、
「正木ヶ原」、「尾鷲辻」へと歩き、「中道」を歩いて戻るという記録となったが、このコースでは、
急な坂道も少なく、雨(霧)の多い「大台ヶ原」らしい雰囲気を充分に味わうことができた。
左の写真、この日は平日で、雨模様。それに、4日前の4月19日15時に冬期通行止めが
解除されたばかりであったが、さすが人気の「大台ヶ原」。駐車場には多くの車が止まる。
「東大台」の登山道入口は、右の写真、「大台ヶ原ビジターセンター」のすぐ左側にある。
左の写真をクリックすると「大台ヶ原のご紹介」の案内板(650x650)が表示されます。
右の写真をクリックすると「大台ヶ原(東大台)」の地図(650x650)が表示されます。
注:この地図は、「北」が左の方向に描かれています。
2019/04/23(11:00)
「東大台登山口」。
写真右の建物は、「大台ヶ原ビジターセンター」。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2019/04/23(11:01)
「正木峠分岐」に向かう。
登山口から「正木峠分岐」までは、「上道」を
歩き、35~40分(距離:1,600m)。
標高差+66m。
「大台ヶ原」は、昭和30年代の「伊勢湾台風」
により多くの樹木が倒れたり、「大台ヶ原ドライブ
ウェイ」の開通により入山者が増加するなどの、
様々な要因で、森林の衰退が進んでいる。
写真をクリックすると「大台ヶ原の現状
~森の衰退~」の案内板(650x650)が表示されます。
2019/04/23(11:04)
「苔探勝路」への分岐。
「大台ヶ原」は、海岸線(熊野灘)から続く
急斜面の頭頂部に位置することから、
海から吹き上げる湿った風のため、
年間を通じて降水量が多く、
「苔むす森」としても知られていた。
写真の分岐を左に進むと、「苔探勝路」で、
一周15~20分(距離:1.3km)程歩くと
駐車場に戻る。
2019/04/23(11:07)
「苔むす森を再び」の案内板。
環境省では、「苔むす森」の再生を目指し、
100年先を見すえた、「大台ヶ原自然再生
推進計画」をとりまとめたとある。
写真をクリックすると「苔むす森を再び
~100年先を見すえて~」の案内板(650x650)が
表示されます。
2019/04/23(11:08)
「正木峠分岐」に向け「上道」を歩く。
駐車場と「正木峠分岐」の標高差は、
66m程で、傾斜は緩く、この辺りでは、
登山というよりも、森林浴気分である。
2019/04/23(11:15)
「上道」で見る「トウヒ」の林。
写真をクリックすると立ち枯れた「トウヒ」の
写真(450x600)が表示されます。
2019/04/23(11:19)
「日出ヶ岳」まで、1.0kmの標識を通過。
「正木峠分岐」までは、700m程である。
2019/04/23(11:24)
「倒木」に生える「苔」。
2019/04/23(11:26)
地上に湧き出す水。
案内板には、「雨水は、落葉や土の部分に
貯えられ、少しずつ流れていく」とある。
ここに流れる水は、「ヒバリ谷」から
「シオカラ谷」へと流れ落ちる。
写真をクリックすると「遊歩道に流れる水」を
撮る写真(600x450)が表示されます。
2019/04/23(11:28)
前方に、「自然に配慮した歩道」の案内板。
傾斜のある遊歩道では、「雨水による浸食を
防ぐため、自然素材を用いて歩道や側面を
保護する整備をしている」とある。
2019/04/23(11:28)
「正木峠分岐」が近づくと、傾斜が増し、
道は石段に変わる。
「雨水による浸食を防ぐための整備」とは、
この石段のことであろう。
2019/04/23(11:33)
「石段」が続く。
「正木峠分岐」の手前は、上り一方だが、
一般的な登山道から比べれば、傾斜は緩く、
道は整備されている。
2019/04/23(11:37)
「正木峠分岐(標高:1,638m)」に到着。
ここから左(北)の方向に向かえば「日出ヶ岳」。
右(南)に向かえば「正木峠」。
2019/04/23(11:38)
「正木峠分岐」の展望テラス。
天候に恵まれれば、「海(熊野灘)」や
「志摩半島」等が望め、「富士山」が
見えることもあるという。
写真をクリックすると「海が見える」の
案内板(650x650)が表示されます。
2019/04/23(11:39)
「日出ヶ岳」の方向を撮る。
「日出ヶ岳(標高:1,695m)」へは、
10~15分(距離:300m)。
標高差+57m程である。
山頂の展望台からは、360度の大パノラマが
広がるというが、この日、展望は望めないため、
「正木峠」に向かう。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2019/04/23(11:41)
「正木峠」に向かう。
「正木峠」まで、5~10分(距離:500m)。
標高差+43m。
この先、暫くは、木道の上り坂が続く。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2019/04/23(11:42)
道は「木道」に変わる。
周囲の木は、「シロヤシオ(ゴヨウツツジ)」。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2019/04/23(11:43)
「木道」は、「正木峠」の先まで続く。
2019/04/23(11:46)
「木道」の階段途中に設けられた休憩所。
上り坂は「正木峠」まで続く。
2019/04/23(11:47)
「木道」西側の景色。
2019/04/23(11:50)
「正木峠(標高:1,681m)」に到着。
上り坂が終り、「木道」にはベンチが
設けられている。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2019/04/23(11:52)
「正木峠」に植えられた「トウヒ」の若木。
標識には、かつての森林を取り戻そうと、
上北山村の小中学生たちと一緒に「トウヒ」の
若木を植えたとある。
写真をクリックすると「森の再生をめざして」の
案内板(360x450)が表示されます。
2019/04/23(11:52)
「正木峠」を歩く。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2019/04/23(11:53)
「正木峠」を過ぎると、標高差60m程を
一気に下る。
「正木ヶ原」まで、15~20分
(距離:700m)。
周囲の樹木も「シロヤシオ」から
「トウヒ」に変わる。
2019/04/23(11:55)
「森林の衰退」。
案内板には、「ここは昔、うっそうとした苔むす
森であった」とあり、昭和38年(1963)当時の
写真が載る。
写真をクリックすると「昔はこのような森でした」
の案内板を切抜く画像(650x650)が表示されます。
2019/04/23(11:57)
「木道」の階段途中に設けられた休憩所。
2019/04/23(12:02)
「木道」の終端。
下り坂は、ここで終わり、ここから「正木ヶ原」
までの距離300mは、緩やかに15m程を登る。
2019/04/23(12:09)
「トウヒ」の林を歩く。
「シカ」に皮をむかれないよう、
幹には、「金網(ラス巻き)」が巻かれる。
このページは、霧の大台ヶ原(2/2)に続きます。
霧の大台ヶ原(2/2)のページへ

  旅の記録(奈良県)に戻る     旅の記録(三重県)に戻る   霧の大台ヶ原(2/2)に進む 

  旅の記録に戻る      Donichi’s HomePageに戻る