まつだい「農舞台」
(「大地の芸術祭」の里散策)

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2016/9/29(11:11,11:11)
道の駅「まつだいふるさと会館」と「ほくほく線発祥の地」を記念した石碑。
「大地の芸術祭」は、「越後妻有」地域で3年に一度開催される国際芸術祭で、十日町市と津南町の
約762k㎡という広大な土地を美術館と見立て、アーティストのみならず地域住民とも共同して作品を
制作するというアートプロジェクトである。
この「大地の芸術祭」で制作された作品は、6つのエリア(約200の集落)に跨がり、その一部は、
芸術祭終了後も残されて常設展示されていたり、季節・イベント時などにも展示されている。
本ページでは、多くの作品が集中して展示されている、北越急行ほくほく線「まつだい駅」の周辺を
散策した記録を紹介する。
左の写真、道の駅「まつだいふるさと会館」は、北越急行ほくほく線「まつだい駅」の北側に隣接する。
左の写真をクリックすると「まつだい駅」周辺の案内図が表示されます。
この案内図は、600x800ピクセルあります。
案内図の文字を読みたいときには、表示された画像をクリックし、スクロールバーをご利用下さい。
2016/9/29(11:11)
「ほくほく沿線イメージボード」。
北越急行「ほくほく線」は、魚沼市の「六日町駅」と
上越市の「犀潟駅(さいがたえき)」を結ぶ鉄道で、
昭和39年(1964)に国鉄の北越北線として計画され、
実際に着工するものの、国鉄の経営悪化に伴い
工事は凍結される。
その後、紆余曲折(地元出身の田中角栄元首相等も
尽力したという)の末、平成9年(1997)、第3セクター
北越急行により、営業を開始。
現在では、越後湯沢と直江津の間を1時間弱で結び、
乗車券だけで乗れる列車としては、日本最速(最高
速度110 km/h)を誇る「超快速スノーラビット」が
定期運行され、イベント時には、普通列車が50分
程度で運行する区間を、4時間かけて走行する
「超低速スノータートル」も運行されるという。
2016/9/29(12:01,12:03)
北越急行ほくほく線「まつだい駅」。
道の駅「まつだいふるさと会館」で昼食の後、駅の南側に向かう。
この日、駅には駅員の姿はなく、ホームの出入りも自由にできるため、「まつだい駅」は、
無人駅かと思ったのだが、乗車券の販売を道の駅「まつだいふるさと会館」で行うなど、
駅の業務を地域に委託した「簡易委託駅」なのだという。
2016/9/29(12:03)
地下通路を南口に向かう。
2016/9/29(12:05)
「まつだい駅」南口。
駅の北側には、公共施設などが集中する。
駅の南側には、雪国農耕文化村センター「農舞台」と
「郷土資料館」があり、この日の目的「アート作品」も
数多く点在する。
2016/9/29(12:06)
「ほくほく線」の線路沿いを東の方向に歩く。
先ずは、作品D194「帰ってきた赤ふん少年」に
向かう。この作品は、是非見たいと思っていた
作品の一つで、少し距離が離れているが、
これを往復する。
2016/9/29(12:10)
「アート作品」の場所を示す黄色い標識。
電柱に架かる黄色い標識には、「アート作品」の
番号と方向や距離が書かれているのだが、
書かれる作品は線路のガードを潜った反対(北)側で、
その距離も1.2kmと3.1kmと遠いため、ここは直進。
作品D194「帰ってきた赤ふん少年」に向かう。
「まつだい駅周辺に点在するアート作品」。
ここで、まつだい駅周辺に点在するアート作品の番号と場所等が書かれた、案内図「フィールドミュージアムマップ」を紹介する。
この案内図は、「城盗り橋」脇に立つ作品D248「イエローフラワー」の上に、周辺のイラストマップと各アート作品の番号が書かれている。
ただし、最初に紹介する作品D194「帰ってきた赤ふん少年」は、この案内図の範囲外にあり記述されていないが、
作品D194「帰ってきた赤ふん少年」は、案内図の左下に「至 小荒戸」と書かれた先(左)の「渋海川」沿いにある。
また、この地図は北を下に、ほくほく線「まつだい駅」の南側を描いています。
下のハイパーリンクをクリックすると案内図「フィールドミュージアムマップ」が表示されます。
この案内図は、1,200x1,200ピクセルあります。表示された画像をクリックし、スクロールバーをご利用下さい。
               案内図「フィールドミュージアムマップ」を表示(1,200x1,200)する
2016/9/29(12:17)
道路の右下に、D194「帰ってきた赤ふん少年」。
「渋海川」沿いに40体の「赤ふん少年」が並ぶ。
2016/9/29(12:18)
D194「帰ってきた赤ふん少年」。
一体一体、大きさや顔の表情が異なる。
また、健康的に日焼けした少年を表現するため、
木彫りの「赤ふん少年」をバーナーで焼いたという。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2016/9/29(12:19)
「顔出しパネル」。
一段と大きな「赤ふん少年」の隣りに
「顔出しパネル」が立つ。
ちょっと「グロテスク」な感じもするが、
「ユーモラス」でもある。
このように「顔出しパネル」の立つ作品は、
この日見た作品の中には、他にはなかったので、
もしかすると、この「顔出しパネル」を含めて、
一つの作品のようにも思える。
2016/9/29(12:20)
D194「帰ってきた赤ふん少年」。
この後、往路を戻る。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2016/9/29(12:30)
まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」の
近くで見る神社。
2016/9/29(12:32)
D053まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」。
まつだい雪国農耕文化村センター「能舞台」の建物も
アート作品の中の一つである。
この先、まつだい雪国農耕文化村センター「能舞台」の
手前を左(南)の方向へと歩く。
2016/9/29(12:35)
D063「旅人の迷路」。
写真では、作品の全容が表現できてないが、
この作品は、縁石で造られた迷路の公園で、
迷路の形状は、古代ヨーロッパで、航海の安全を
祈願するための儀式で使われた「旅人の迷路」と
呼ばれたものだという。
手前は、まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」の
駐車場。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2016/9/29(12:35)
「城盗り橋」を渡る。
2016/9/29(12:38)
D248「イエローフラワー」。
「城盗り橋」の脇にあり、周辺のイラストマップと
各アート作品の番号が書かれた案内図「フィールド
ミュージアムマップ」になっている。
写真をクリックすると案内図「フィールドミュージアム
マップ」が表示(1,200x1,200)されますが、内容は
前述したものと同じです。
2016/9/29(12:44)
坂の途中にある黄色の標識。
左にも2つの作品があるので、左の道に入る。
2016/9/29(12:45)
D002「砦61」。
一本一本の黒い木のそれぞれが、人の生死や歴史を
内包し、集落か群像のように集まる。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2016/9/29(12:46)
D185「サウンド・パーク」。
山の高低差を利用した音の作品で、子供が「ターザン
ロープ」で遊ぶ音が里山の自然と響き合う。
同じ作者で同名の作品が、まつだい雪国農耕文化村
センター「農舞台」にも展示されるが、そちらは
「ターザンロープ」ではなく、「ブランコ」となっている。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2016/9/29(12:48)
作品入口の標識まで戻り、坂を登る途中にて。
中央左に、D002「砦61」。
右に、D185「サウンド・パーク」。
2016/9/29(12:49)
坂の上に、D184「リバース・シティー」。
2016/9/29(12:50)
D184「リバース・シティー」。
人気作品の一つで、この作品見たさに坂を登ってくる
観光客も多いという。
吊り下る各鉛筆には、各国の名前が書かれており、
カラフルな鉛筆の世界である。
写真をクリックすると近づいて撮る写真(600x450)が
表示されます。
2016/9/29(12:51)
D003「○△□の塔と赤とんぼ」。
高さ14mに飛ぶ「赤とんぼ」。
まつだい「農舞台」の里のランドマークである。
この日は、観光客の数が少なく、車で巡っても迷惑を
かけることはなさそうなので、この先は車で回ることに
して、一旦道の駅「まつだいふるさと会館」に戻る。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
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2016/9/29(14:03)
D061「花咲ける妻有」。
途中、まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」に
寄ったため、時間が飛んでいます。
この作品は、「まつだい駅」南口のすぐ近くにある。
作者は、前衛芸術家の「草間彌生」で、作者自身が
「全世界と日本を含めて数ヶ所作った野外彫刻の
中でも、お気に入りのナンバーワン」という作品である。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
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2016/9/29(14:06)
北越急行ほくほく線「まつだい駅」。
この後、道の駅「まつだいふるさと会館」に止めていた
車に乗り込み、D003「○△□の塔と赤とんぼ」から
先の作品を回る。
2016/9/29(14:19)
D005「関係-大地・北斗七星」。
下に敷かれた鉄板には、北斗七星の形をした
7つの穴が開けられており、穴の中には植物が
植えられている。
その植物が伸びる様子を楽しむ作品だという。
なお、作者は、まつだい雪国農耕文化村センター
「農舞台」にあるD058「関係-黒板の教室」等と
同じ「河口龍夫」である。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
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2016/9/29(14:19)
D006「かかしプロジェクト」。
棚田の中に働く人やその家族の様子を表現したという
赤い「かかし」が立つ。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
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2016/9/29(14:23)
D009「今を楽しめ」。
赤い屋根の四阿の中には、6つの冷蔵庫が置かれ、
6体の雪だるま家族が住むという。
芸術祭期間中には、本物の雪だるま。
期間外は、発泡スチロールの雪だるまが冷蔵庫を
守っているという。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2016/9/29(14:24)
D010「観測所」。
観測所の中央に立ち、伝音管に耳を当てると
上下に伸びた伝音管からは、片耳に田んぼの音、
もう片耳に空の音が聞こえるという。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
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2016/9/29(14:32)
D311「円-緑-演」。
平成15年(2003)、同名の作品に埋設された
タイムカプセルは、平成27年(2015)に開封。
この作品は、その後制作したものと思われるのだが、
詳細不明。
写真をクリックすると作品部分を切抜く
画像(600x450)が表示されます。
2016/9/29(14:34)
D069「WDスパイラル・パートⅢマジック・シアター」。
3本の大きな筒は、中に人が入れる大きさで、
それぞれ異なった内装の部屋が造られている。
シリーズとなっている他の作品は、ヨーロッパに
あるという。
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「農舞台」のページでも、アート作品を紹介しています。
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写真をクリックすると作品部分を切抜く
画像(600x450)が表示されます。
「大地の芸術祭」の里に点在する「アート作品」は、その展示範囲が6つのエリアに渡り、作品の数も多い。
道の駅「まつだいふるさと会館」では、ガイドマップを安価で売っていますので、この購入をお勧めします。
ガイドマップの正式名称は、「大地の芸術祭」の里 ガイドマップ Echigo-Tsumari Art Field Guide Map。
当日、見たいアート作品の場所を確認したり、後日再訪するときのエリア選定に役立つと思います。
ただし、このガイドマップには、「大地の芸術祭」の里に点在する全作品の場所と名前、それに写真まで載っているのだが、
例えば、D009「今を楽しめ」の中に、「6体の雪だるま家族が住む」ということまでは、記述されていない。
個々の作品の詳細は、「越後妻利 大地の芸術祭の里」のHPにある「アート作品」のページにて確認願います。
また、冬期は雪のため展示される作品の数が極端に少なくなりますので、ご注意願います。
このページは、まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」に続きます。
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