大江湿原(尾瀬)
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2016/9/30(8:04,8:05)
「御池駐車場」と沼山峠行シャトルバスの「乗車券発売所」。
「大江湿原」は、尾瀬沼の東岸から北東に延びる湿原で、尾瀬では「尾瀬ヶ原」に次ぐ大きさを誇り、
湿原の中を「大江川」が流れることから「大江川湿原」とも呼ばれる。
福島県側の「御池(みいけ)」の駐車場に車を止め、「沼山峠」との間をピストン輸送するシャトルバスを
利用すれば、緩い坂が続くものの、道は歩きやすい木道で、湿原までは30~40分。
後は、「大江湿原」の中の平坦な木道を30~40分歩けば、「尾瀬沼」の東岸にある「長蔵小屋」に着く。
また、「大江湿原」は、「尾瀬」の中でも花の多い湿原として知られ、特に7月下旬頃、湿原一面を
山吹色に染める「ニッコウキスゲ」の大群落は見事だという。
なお、シーズン中など、「御池駐車場」が満車の時には、「御池」から東に約6.6km走ったところにある、
「七入(なないり)」の駐車場を利用することになり、この時は、シャトルバスも「七入」から発着する。
本ページでは、この「御池」から「尾瀬沼」の南にある「三平下」までを往復した記録を紹介する。
右の写真、「乗車券発売所」の右にある、「沼山峠」への道には、一般車進入禁止のゲートが閉まる。
2016/9/30(8:25)
「ブナの森ミュージアム」と山の駅「 御池」。
左の建物、「ブナの森ミュージアム」では、
「尾瀬」と「檜枝岐」の歴史や自然に関する
資料などを展示する施設で入館無料。
日帰り入浴も可能な展望風呂のある宿泊施設
「御池ロッジ」を併設する。
右の建物は、山の駅「御池」で、トイレの他、
売店や食堂を備えた休憩所である。
なお、「御池」の周辺には、湿原や地溏が点在し、
地元では、これを「田代」と呼ぶようである。
写真をクリックすると「御池付近案内図」が
表示(800x500)されます。
2016/9/30(8:25)
この後、8時30分発のバスに乗る。
2016/9/30(8:34)
往きのバス車内から見る「ブナ平」。
「ブナ平」は、広大なブナの原生林で、「御池」から
約1km走ったところで、バスは徐行し、車内放送で
知らせてくれる。
写真をクリックすると帰りの車内から撮る「ブナ平」の
写真(600x450)が表示されます。
2016/9/30(8:50)
バス停「沼山峠」に到着。
普通の観光地では、土産物屋が開店の準備を
しているような時間だが、写真には3台のバスが写る。
このバスは、定期運行ではなく、来客の状況を見て
運行されるが、通常であれば、夏期で朝の4時30分。
この時期(秋)でも、朝の5時30分から、30~40分の
間隔で運行されている。
2016/9/30(8:50)
「沼山峠休憩所」。
2016/9/30(8:51)
「登山口」。
登山口は「沼山峠休憩所」の目の前にある。
登山口を入ると「沼山峠」までは、登り坂が連続する。
写真をクリックすると「尾瀬沼周辺図」が
表示(800x600)されます。
この「尾瀬沼周辺図」は、「三平下」近くの休憩所の
床にあったもので、「沼山峠休憩所」は、この周辺図の
右上に「至沼山峠登山口」と書かれた先にある。
2016/9/30(8:52)
「登山口」を入ったところ。
この道は、すぐ先で「木道」に変わる。
2016/9/30(8:57,9:00,9:06)
急な坂はないが、緩い登坂が「沼山峠」まで続き、途中展望はほとんどない。
「木道」は、「長蔵小屋」と「三平下」の間で、一部途切れるだけで、他は全て「木道」の上を歩く。
なお、尾瀬の「木道」は、当初、登山者を泥濘の道から守るためのものであったが、
現在では、登山者の踏みつけから「湿原」を守るものとなっている。
2016/9/30(9:12)
「沼山峠展望台」。
平坦な道が少し続いたと思ったら、「沼山峠」であった。
少し高台になった「展望台」からは、木々の間に、
「尾瀬沼」を見ることができる。
2016/9/30(9:12)
「沼山峠展望台」から見る「尾瀬沼」。
「尾瀬沼」は、木々の合間から、ほんの一部が見える。
「尾瀬沼」の奥に見えるのは、「尾瀬沼」の南西にある
「荷鞍山(標高:2,024m)」であろう。
写真をクリックすると3倍ズームで撮る
写真(600x450)が表示されます。
2016/9/30(9:17)
「沼山峠」を越えると、「大江湿原」までの間は、
緩い下り坂が続く。
2016/9/30(9:24)
「沼山峠」を越えると、再び展望はなくなる。
2016/9/30(9:30)
進行方向左側に「大江湿原」が見えている。
2016/9/30(9:32)
植生保全の「防鹿柵」。
「ニホンジカによるニッコウキスゲなどの湿原植生の
食害が深刻な問題になっている」とあり、「大江湿原」の
手前には、「防鹿柵」が設置されていた。
写真をクリックすると「シカ防止柵」の
案内版(800x600)が表示されます。
2016/9/30(9:34,9:38)
「大江湿原」に出る。
この先、「尾瀬沼」の東にある「長蔵小屋」を経由し、「尾瀬沼山荘」のある「三平下」までの間は、
平坦な道が続く。
なお、この日はハイカーの数も少なく、撮影した写真からは、左側の「木道」を歩いていたときが
多かったようだが、複線部分の「木道」は、右側通行である。
2016/9/30(9:40)
「小淵沢田代」への分岐点。
分岐点には「ベンチ」が置かれ、休憩所となっている。
2016/9/30(9:42)
「小淵沢田代」への分岐を過ぎたところで見る「大江湿原」。
この日は、「長蔵小屋」の近くで「エゾリンドウ」の花を見かけたのみで、ほとんど花を見かけることはなかったが、
「大江湿原」は、一面が「草紅葉」で覆われていた。
2016/9/30(9:40)
「小淵沢田代」分岐で、「小淵沢田代」の方向を撮る。
「小淵沢田代」は、「日光連山」を望むことのできる
小さな湿原で、尾瀬の喧騒から離れ、静かな雰囲気を
楽しむことができるという。
標識には、ここから「小淵沢田代」まで、1.9km。
「沼山峠休憩所」から、ここまでの距離は、2.3km。
ここから、「尾瀬沼ビジターセンター」までは、
1.1kmとある。
2016/9/30(9:45)
「小淵沢田代」への分岐を過ぎたところで、
右の方向に見る「白樺」の林。
2016/9/30(9:49)
前方には「尾瀬沼」が見えてきた。
2016/9/30(9:55)
「沼尻」、「尾瀬ヶ原」方面への分岐点付近で見る、「大江湿原」と「尾瀬沼」。
写真右の方向、木々の後ろには「燧ヶ岳(標高:2,356m)」が隠れている。
2016/9/30(9:52)
「沼尻」、「尾瀬ヶ原」方面への分岐点手前にて。
2016/9/30(9:56)
「沼尻」、「尾瀬ヶ原」方面への分岐点。
分岐を右に進むと、「尾瀬沼」の北側を歩き、
「沼尻」、「尾瀬ヶ原」へと至る。
2016/9/30(9:59)
「長蔵小屋」に向かう。
2016/9/30(10:01)
「長蔵小屋」手前の分岐。
右は、「長蔵小屋」を経由して、「三平下」。
左は、「尾瀬沼ヒュッテ」を経由して「三平下」に至る。
写真をクリックすると「尾瀬沼施設」の
案内図(960x650)が表示されます。
2016/9/30(10:03,10:03)
「長蔵小屋」と「長蔵小屋売店」。
明治23年(1890)に檜枝岐村の「平野長蔵」が「沼尻」に建てたのが尾瀬の山小屋の始まりで、
大正4年(1915)、この地に移築している。
平野家は、三代に渡り、尾瀬の自然保護運動に尽力、今では「日本の自然保護の象徴」とも
いわれている「長蔵小屋」である。
なお、尾瀬では、山小屋の収容能力を超える混雑などによる自然環境破壊を避けるため、
平成4年(1992)から、全ての山小屋が完全予約制となっている。
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