旧川原湯温泉駅周辺

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2014/9/28(14:38,14:39)
「樽沢(たるさわ)隧道」。
「旧川原湯温泉駅」は、群馬県吾妻郡長野原町にあるJR東日本「吾妻線」の駅である。
民主党政権による「コンクリートから人へ」の政策により、一時は本体工事が中断された「八ッ場ダム」であったが、
平成24年(2012)12月、自民・公明連立政権に変わると「八ッ場ダム」を含む公共事業の推進を打ち出す。
「八ッ場ダム」が完成すると、「川原湯温泉駅」と周辺の地区はダムの底に沈むため、線路の付け替えが行われ、
「川原湯温泉駅」は、1.5km程西の現在地より70m程高い場所に移転。
本ページでは、旧線路の営業終了直後の「旧川原湯温泉駅」とその周辺の様子を紹介する。
「樽沢隧道」は、「旧川原湯温泉駅」から国道145号線を東に約2.1km走ったところにあり、
トンネルの長さは、7.2m程しかなく、「日本一短い鉄道トンネル」として知られる。
2014/9/28(14:39)
5.25倍ズームで撮る「樽沢隧道」。
この短い距離では、山を切り崩すか、切り通しにする
のが普通であり、なぜトンネルにしたのかは「岩盤が
固すぎた」とか「トンネルの上に立つ一本松を切りたく
なかった」等の説はあるものの、今となっては本当の
理由は不明だという。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2014/9/28(14:41)
「旧川原湯温泉駅」側から撮る「樽沢隧道」。
この場所は、ダム本体(堤体)の下流に位置するため、
ダムの底には沈まずトンネルは残るのだが、
鉄道路線としての役目を終えるため、「日本一短い鉄道
トンネル」の看板は、JR西日本「呉線」の「川尻トンネル」
の全長8.7mに譲るという。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2014/9/28(14:48,14:48)
「旧川原湯温泉駅」。
旧線路の営業は、平成26年(2014)9月24日の営業で終了。新線路は、旧線路からの切り替え工事を経て、
10月1日から営業を開始。
撮影した日は、営業終了後4日目であり、新線路での営業が開始するまでの間である。
この間は、代行バスが運行されており、バスの乗車券を販売するなどの業務のため、「旧川原湯温泉駅」は、
未だ営業中であった。
左の写真、背後に写るのはダム建設で造成された長野原町の川原湯と川原畑両地区を結ぶ全長494mの
「八ッ場大橋(旧称:八ッ場ダム湖面1号橋)」で、橋脚の高さは最大77.5mというから、この場所がダムの底、
いかに深い所に沈むかが想像できる。
なお、「八ッ場大橋」も新線路と同様、平成26年(2014)10月1日に開通したという。
2014/9/28(14:49)
「旧川原湯温泉駅」入口。
駅舎の入口には「駅舎移転のため9月30日で営業を
休止」のポスターが貼られている。
2014/9/28(14:49)
「旧川原湯温泉駅」の駅舎内。
鉄道の運行は終了しても、代行バスの乗車券販売等の
業務を行うため、駅舎内には駅員を置き、駅としての
営業は続けられていた。
写真をクリックすると「かわらゆ観光案内図」が
表示されます。
この案内図は、1,200x600ピクセルあります。
案内図の文字を読みたいときには、表示された画像を
クリックし、スクロールバーをご利用下さい。
なお、この案内図の中にも注意事項として書かれて
いますが、ダム建設に伴う移転前の地図ですので、
現状とは異なります。
2014/9/28(14:51)
「旧川原湯温泉駅」のホーム。
ホーム上の待合室であったと思われる建物の、
入口扉、窓などは塞がれている。
なお、「旧川原湯温泉駅」の駅舎は、観光や地域振興
のため新駅の隣に復元、観光案内所やレンタサイクル、
足湯などを設ける計画だという。
2014/9/28(14:52)
JR「吾妻線」線路付け替えに伴う「代行バス」。
「代行バス」は、平成26年(2014)9月25日~30日の間、
「中之条駅」から「大前駅」間で運行された。
「代行バス」の右に写る車やバイクは、水に沈む前の
「旧川原湯温泉駅」を見るために集まった人達である。
2014/9/28(15:00,15:01)
「不動大橋(旧称:八ッ場ダム湖面2号橋)」。
建設中の十字架のような姿が、新聞やテレビで頻繁に報じられた橋であるが、平成23年(2011)に開通している。
川原湯地区と林地区の間590mを結び、近くの名滝「不動滝」にちなみ「不動大橋」と命名されたという。
写真は、「旧川原湯温泉駅」から国道145号線を西に2.4km程走り「吾妻川」を右岸に渡った所で撮影。
なお、平成22年(2010)年に「橋げた」が一本につながった直後に、反対側の「川原湯温泉」側から撮影した
「不動大橋」のパノラマ写真を「吾妻渓谷」のページで紹介しています。
                              吾妻渓谷のページへ

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