私の車
(キャンピングカー購入をお考えの方へ)

(この文章は、2019年2月に書きました)

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 Donichi’s HomePageをご覧の方の中には、
筆者がキャンピングカーで日本全国を回っているとお考えの方も多いのではないかと思う。
 確かに、平成4年(1992)から平成17年(2005)までの13年間、
トヨタのキャンピングカー(クルージングキャビン)に乗っていたが、
日本一周の旅を始めた平成21年(2009)以降は、トヨタのミニバン(NOAH)である。
 キャンピングカーでもなく、特に大きな改造もしていないミニバンで、
ハイエースなどに比べれば車体も小さいが、何の不自由もなく、
日本の主要四島の旅を続けている。

 先ずは、キャンピングカーに乗っていた当時のことからお話ししよう。
 車の中で寝泊まりし、食事も作れる。これは、自由で気ままな旅をするには、
非常に便利なのだが、当時は道の駅の数が少なく、一晩安心して車を止める場所を探すのには
苦労したものである。一番良いのは、オートキャンプ場だが、数が少なすぎる。
結局は、高速道路のサービスエリアとかが多かったように思う。
高速道路が近くにないとか、止める場所がないときは、よく公園を探したものである。
ほとんどの公園には、トイレがある。トイレがあれば、水が使える。
つまり、一晩泊まって食事をするのに最低の条件は整う。
ただし、そのほとんどは民家に近く、車を停車させる場所には苦労したものである。
 当時は、現役であったので、ほとんどは1泊。それも、通常なら日帰りでいけるところを、
1泊するのである。長距離を1日で走らなくても済むことと、行楽シーズンの混雑時等には、
時間帯をずらす(逆の方向に走行)ことで、渋滞を避けることもできる。
 長期休暇が取れたときには、北海道や九州等にも行ったが、それでも回数は少なく、
13年間で走行した距離は、55,000km程であった。

 筆者の持論は、車の中で自炊するなら「キャンピングカー」。
自炊しないのなら、「キャンピングカー」は不要と考えている。
 ここでは、車の中で自炊するための「キャンピングカー」という前提で、
キャンピングカー購入にあたっての留意点をいつくか上げると、
・車内で立って歩ける空間が必須。中腰での料理はきついです。
 天井が高いか、ポップアップルーフがお勧め。
・キャンプというと、バーベキューを想像する方もあるでしょうが、
 1泊でも、最低3食。毎食バーベキューというわけにはいきません。
 名前は、キャンピングカーですが、キャンプするための車というよりも、
 移動できる生活空間なのです。
・ゴミは持帰りです。料理して食事すれば、残飯が出ます。
 高速道路のサービスエリアにはゴミ箱がありますが、大量の生活ゴミ(残飯等)は、
 捨てられませんし、道の駅には、ゴミ箱は設置されていません。
・汚水の処理も自分の仕事です。食事後の食器などを洗った水は、
 車に積んだ汚水タンク(ポリタンク)に溜まる。
 油や洗剤、それに細かな残飯やジュースの飲み残し等が入り混じった汚水を、
 旅の途中で捨てる場所などありません。
 家に戻って、汚水を捨てるのもポリタンクの汚れを落とすのも自分の仕事です。

 次に、筆者が日本の旅で乗るミニバンについてお話ししよう。

 車種は、前述した「NOAH」だが、普通の「NOAH」は3列シート。
しかし、筆者が乗るのは「YY」というグレードで、5人乗りの2列シートである。
 2列目を前に倒して広い荷台を確保したり、付属するデッキボードという3枚の板を使い、
3列目の場所にテーブルを作ったり、2列目のシートとデッキボードで、フラットな空間を作り、
2人が足を延ばして寝るための空間を作ることができる。
 筆者は、この車に、トヨタ純正の黒い厚手のカーテンを装着。
これは、高価であったが、運転席と後部座席の間を仕切ってくれるし、
車内で家庭用の蛍光灯スタンドを点けても外から車の中は見えない。
それと、自分の手で、セカンドバッテリーを装着。インバータを繋げ100V電源も取れる。
これで、車を降りて散策している間でも、携帯やカメラ等の予備バッテリーが充電できるし、
夜寝るまでの間は、蛍光灯を点けっぱなしにしてパソコンも操作できるというわけである。
 当時、この「YY」というグレードは、他のグレードよりも安く購入できたのだが、
その後、「YY」というグレードは、なくなってしまった。
この文章を書いている平成31年(2019)では、トヨタグループの「モデリスタ」から、
NOAH「mu(MULTI UTILITY)」というコンプリートカーが販売され、
トヨタの販売店で購入できるのだが、車中泊用のベッドやテーブルになる
「マルチユースボード」は、販売店装着オプションで、12万円(消費税抜き)するという。

 NOAHでの旅では、1週間分の着替えと小型のクーラーボックスを積み込み、
朝を除き食事は、基本的に外食。時に、スーパーやコンビニで購入したものを
車内で食べるが、自炊はしない。そして、風呂は日帰り温泉。
これで、約1週間を車の中で過ごすが、特に困ることもなく、
今のところ他の車に乗り換えるつもりは一切ない。
つまり、我が家の旅には、「キャンピングカー」は不要なのである。

 最後に、まとめると、

・子供を含む家族全員で、1、2泊程度の旅であれば、
 コンロやシンク、冷蔵庫等を揃えたキャンピングカーがお勧め
 「キャンピングカー」での長旅では、ゴミと汚水の処理が問題である
・引退した老夫婦の長旅は、足を延ばして寝ることができる「ミニバン」で十分
 「ミニバン」等での長旅に、是非備えたいものとしては、
 使い慣れた布団と枕(長旅には、十分な睡眠)
 テーブル(車内での食事やパソコン操作等)
 セカンドバッテリー(エンジンを止めた時の、電源供給)
 クーラーボックス(冷蔵庫の替わり。氷は、スーパーで調達)
 厚手のカーテン等(車内を、プライベート空間に)

 以上。筆者の持論ですが、参考になればと...


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