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2015/4/8(14:24,14:26)
「南城市地域物産館」前の駐車場と「斎場御嶽入場券売場.」。
「斎場御嶽(せーふぁうたき)」は、沖縄本島南部の東側「南城市知念」にある史蹟で、琉球王国第二尚氏王統の
第3代国王「尚真王(しょうしんおう)」時代の「御嶽(琉球の信仰における祭祀等を行う施設)」といわれる。
「斎場(せーふぁ)」は、「霊威の高い聖なる場所」を意味し、琉球王国最高の「聖地」として、
琉球神道の最高神女「聞得大君(きこえおおぎみ)」が管理し、「御嶽」の中には、六つの「イビ(神域)」があるが、
中でも、「大庫理」「寄満」「三庫理」3ヶ所の拝所には、首里城内にある建物や部屋と同じ名前が付けられている。
なお、「斎場御嶽」周辺生活道路の渋滞緩和や違法駐車追放のため、駐車場は、国道331号線沿いにある 「南城市地域物産館」前か「知念岬公園駐車場」を利用。入場券の売場も「南城市地域物産館」の玄関横にある。
また、「南城市地域物産館」の隣には、南城市を紹介する展示パネルやイベント情報、
観光施設のパンフレット等を取りそろえる「がんじゅう駅・南城」が隣接する。
右の写真をクリックすると「斎場御嶽」の案内板(800x600)が表示されます。 |
2015/4/8(14:32)
「斎場御嶽」を示す標識。 「南城市地域物産館」前の交差点を渡ると、すぐ西側に 郵便局(写真に写る赤い看板)が見える。
「斎場御嶽」へは、郵便局脇の道を北に入るのだが、 写真左の標識には、「斎場御嶽 右に0.4km」とある。 |
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2015/4/8(14:38)
「緑の館・セーファ」。 「緑の館・セーファ」は、「斎場御嶽」入口に建ち、 建物の中には、「斎場御嶽」や南城の歴史などを
紹介する展示コーナーがあり、ガイド(有料:所要時間 50分程度)も常駐する。 写真をクリックすると「斎場御嶽」内の 案内図(800x600)が表示されます。 |
2015/4/8(14:43)
「斎場御嶽」の中に入ったところ。 |
2015/4/8(14:44)
参道を奥に進む。 |
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2015/4/8(14:44)
「ウロカー(泉)」への分岐。 右の方向に進むと、「斎場御嶽」へ入る者が身を清めた
という「泉」があるのだが、この日は参道が崩落して 危険なため「立入禁止」となっていた。 |
2015/4/8(14:45)
「御門口(ウジョウグチ)」。 「斎場御嶽」の入口だが、琉球王国時代は、この先に 進めるのは「王府関係者」に限られ、一般参拝者は この場所から「御嶽」の中に向かって拝んだという。
写真をクリックすると「御門口」の案内板(600x600)が 表示されます。 |
2015/4/8(14:46)
「御門口」置かれる「香炉」。 ここに置かれる石の「香炉」は、御嶽内にある6ヶ所の
「拝所」を表し、触れることは、ご遠慮下さいとある。 写真をクリックすると「6つの香炉」の部分を 切り抜いた画像(600x450)が表示されます。 |
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2015/4/8(14:46)
「御嶽」内の参道。 参道脇の「土嚢」は、観光客の増加により、石畳が すり減る等の損傷が増えているという。 |
2015/4/8(14:49)
「大庫理(ウフグーイ)」。 首里城正殿の二階と同じ名前を持つ「拝所」で、 「聞得大君」就任の儀式「御新下り(おあらおり)」に
おいて、「お名付け(霊威づけ)」の儀礼が行われた という。 写真をクリックすると拡大写真(600x450)が 表示されます。 |
2015/4/8(14:49)
更に奥へと進む。 この地域は、戦災を免れたシダ植物やラン科植物等、 珍しいものが多く残るという。 |
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2015/4/8(14:50)
「寄満」と「三庫理」の分岐。 先ずは、左に「寄満」へと向かう。 |
2015/4/8(14:51)
「艦砲穴」。 終戦直後は、本島内至る所に砲弾による「艦砲穴」が あったが、そのほとんどは埋められるなどして
残っていない。そのため、この穴を戦争の遺跡として 保存しているとある。 写真をクリックすると「艦砲穴」の案内板(600x600)が 表示されます。 |
2015/4/8(14:52)
「寄満」に向け歩く。 気持ちが自然と鎮まる「凛」とした雰囲気である。 写真をクリックすると拡大写真(450x600)が 表示されます。 |
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2015/4/8(14:53)
「寄満(ユインチ)」。 首里城内で、国王のために食事を作る建物(厨房)と 同じ名前を持つ「拝所」で、当時、国内外からの
海幸・山幸が、ここに集められたという。
写真をクリックすると正面から撮る「寄満」が 表示(600x450)されます。 |
2015/4/8(14:54)
往路を戻り、「三庫理」に向かう。 |
2015/4/8(14:57)
「三角岩」前の広場。 崖下には、霊水を集めるための2つの壺が 置かれており、写真には、壺に霊水を滴り落とす
二本の鍾乳石(つらら石)が写る。 写真をクリックすると「三角岩」周辺の 案内図(960x600)が表示されます。
上の写真は、表示される「案内図」の右端から カメラを左の方向に向けて撮っています。 |
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2015/4/8(14:57) 「つらら石」から落ちる「霊水」を溜める壺。 奥に置かれるのが「シキヨダユルアマガヌビー」、
参道側(手前)が「アマダユルアシカヌビー」で、 壺の中にあるのは神聖な水のため、触れることは ご遠慮下さいとある。 |
2015/4/8(14:58,14:58)
「三角岩」。 岩の下を抜けた突き当たりに、拝所「三庫理」、左に「久高島遙拝所」、右に、拝所「チョウノハナ」がある。
左の写真をクリックすると「三角岩」の案内板(800x600)が表示されます。
右の写真をクリックすると拡大写真(450x600)が表示されます。 |
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2015/4/8(15:02)
「三庫理(サングーイ)」。 崖下には、「金製勾玉」などが鎮められていたとあり、 「聞得大君」に関係する香炉が置かれている。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が 表示されます。 |
2015/4/8(15:02)
「三庫理」から「三角岩」前の広場の方向を撮る。 写真をクリックすると拡大写真(450x600)が 表示されます。 |
2015/4/8(15:03)
「久高島謡拝所」。 かつての「三庫理」は三方を岩壁に囲まれており、 「久高島遙拝所」は、「御門口」の下方にあった。 近世になり、「三庫理」を囲む岩壁の一角が崩れた
ことで、この場所から「久高島」が望めるようになり、 「遙拝所」として定着したという。
写真をクリックすると「久高島謡拝所」の 案内板(800x600)が表示されます。 |
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2015/4/8(15:04)
少し離れてみる「三角岩」。 巨岩の前には、「貴婦人様御休み所」がある。 中央左に写る女性は「三角岩」のパワーを
全身に吸収しているようである。 写真をクリックすると拡大写真(600x450)が 表示されます。 |
2015/4/8(15:05)
往路を戻る。 |
2015/4/8(15:13)
「緑の館」近くの駐車場。 入口の看板には、「駐車場は移転しました。 移転先は、地域物産館、知念岬公園駐車場」とあり、 観光客の増加に伴う周辺生活道路の渋滞から、 住民生活道路の確保や緊急車両への対応、
そして自然環境保護のため、一般観光車両の利用は、 禁止されている。 |
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2015/4/8(15:14)
「地域物産館」に向け往路を戻る。 右に写る建物は、特養ホーム「しらゆりの園」。 |
2015/4/8(15:17)
道沿いにある「オープンカフェ」風の店では、 アイスクリームや氷、沖縄そば等を食べることが できる。また、「地域物産館」の2階にも、カフェと
レストランがある。 |
2015/4/8(15:19)
「郵便局」の近くから見る「地域物産館」。 建物は、左の赤い屋根が「がんじゅう駅・南城」、 その右に「南城市地域物産館」。
「斎場御嶽」は、現在でも祈りの場である。 かつては、男子禁制であり、庶民は「御門口」から
中には入れなかった「斎場御嶽」の中に、男の私が 入ることができたのは、有難いことである。
しかし、石畳がすり減ったり、観光客のマナーの 悪化等から、平成25年(2013)には、本来の
男子禁制に戻そうという検討もなされたという。 二度とこのような検討をすることのないよう、観光で 訪れる皆さんには、「祈りの場におじゃましている」 という気持ちを忘れず、マナーの厳守をお願いする。 |