阿波の土柱

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2013/11/26(7:27,8:08)
「土柱そよかぜ広場」下の駐車場の案内板と「身障者用駐車場」近くの標識。
「阿波の土柱」は、阿波市阿波町にあり「徳島自動車道」の「阿波PA」に車を駐車させ、北に歩くと10分程で
行くことができる。
「土柱」は、太古の砂礫層が、風雨により浸食され柱状になった断崖で、太古からの歴史と阿波の風土が、
「土柱」を造り出したといわれ、アメリカのロッキー山脈、イタリアのチロル地方と並び「世界三大土柱」の一つとも
称されている。
左の写真をクリックすると案内地図(1,000x600)が表示されます。
この地図で、「阿波PA」と「波濤嶽」の間に描かれているのが、「身障者用駐車場」である。
右の写真は帰りに撮影したものだが、白い標識には、「展望台(上)」「展望台(下)」と書かれ、2つの展望台が
あることを示している。
2013/11/26(7:36)
「身障者用駐車場」の近くで見る断崖。
写真の断崖は「土柱」とは呼ばないのであろうが、
「土柱は近いぞ」という雰囲気を感じさせる。
近くの案内板には「平安時代の阿波守文章博士
菅原清公朝臣がこの地を訪れ、波濤嶽の風光を
賞めでられた」とある。
写真をクリックすると「土柱の記」が
表示(960x500)されます。
参考:「菅原清公」は、全国の天満宮で、天神様として
祀られている「菅原道真」の祖父である。
2013/11/26(7:48,7:41)
下の展望台から見る「波濤嶽」。
正確には、千帽子山の「波涛嶽」と「扇子嶽」。高歩頂山の「橘嶽」。それと、円山にある「灯籠嶽」、「不老嶽」、
「筵嶽」の三山六嶽を総称して「阿波の土柱」と呼ぶ。
その中で、南北約90m、東西約50m。高さ18mと最大の規模を持つ「波濤嶽(はとうがたけ)」は、
「阿波の土柱」を代表する「土柱」として、昭和9年(1934)、国の天然記念物に指定されている。
右の写真をクリックすると拡大写真(600x450)が表示されます。
2013/11/26(7:41)
下の展望台にある案内板。
写真をクリックすると「阿波の土柱」の説明が
表示(800x600)されます。
2013/11/26(7:42)
下の展望台から見る「波濤嶽」。
2013/11/26(7:48)
下の展望台では階段を下り、より間近に「土柱」の
様子を観察することができる。
2013/11/26(7:44,7:44)
展望台の下に降りて見る「波濤嶽」。
かつては、「土柱」が林立する中を歩いて登ることができたというが、近年は荒廃が激しく「土柱」らしさが
失われつつあると聞く。(逆に、浸食により新しい「土柱」が誕生するということもあるという)
「波濤嶽」の「土柱」は、ロープなどが張られているわけではなく、容易に近づくことができるのだが、
天然記念物を、自ら(人間)の行為で破壊することのないようにと、少し離れた位置から望遠で撮影することとした。
右の写真は、2倍ズームで撮影。
両方共、写真をクリックすると拡大写真(600x450)が表示されます。
2013/11/26(7:45,7:45,7:45)
展望台の下に降りて見る「波濤嶽」。
左の写真は2倍ズーム。右の写真は1.75倍ズームにて撮影。
左と右の写真は、クリックすると拡大写真(600x450,450x600)が表示されます。
2013/11/26(7:50)
「身障者用駐車場」まで戻り、上の展望台に向かう。
2013/11/26(7:51,7:52)
上の展望台に向かう途中にある標識と歌碑。
写真左の歌碑には「黄せきれい 来ては 土柱の襞濃くす 北杜」と刻まれる。
「北杜」とは、徳島県内最大の俳句結社「ひまわり俳句会」の名誉会長で、平成21年(2009)、97歳で亡くなった
「高井北杜(たかいほくと)」である。
写真右の歌碑は、はっきりと読み取れないのだが「阿波の名所の波濤嶽は土のはしらのあるところ 雨情」と
刻まれるという。
2013/11/26(7:52)
上の展望台に向かう遊歩道。
2013/11/26(7:54)
上の展望台。
2013/11/26(7:56)
上の展望台から見る「波濤嶽」。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2013/11/26(7:58)
上の展望台から更に登った所にあるトイレ。
このトイレは、案内地図の一番上に描かれている
トイレで、写真の道を奥に進むと、「波濤嶽」の上を
通って、「土柱そよ風広場」に戻れると思うのだが、
道に自信がないため、往路を戻る。
2013/11/26(8:04,8:05)
上の展望台まで戻り、望遠で撮る「波濤嶽」。
左の写真は、1.75倍、右の写真は、4.5倍ズームにて撮影。
両方共、写真をクリックすると拡大写真(600x450,450x600)が表示されます。
【おわりに】「土柱」は、日本にただ一つ、「阿波の土柱」だけ。「土柱」に、これほど接近して見ることができるのも
世界にただ一つ、「阿波の土柱」だけという貴重なものである。
また、「裸の大将」で知られ、日本中を放浪した画家「山下清」は、この「阿波の土柱」をスケッチした際に、
「これ、人間がつくったのとはちがうんだろうな。 わざわざつくるのは、バカらしいもんな。」と漏らしたという。

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