ドイツ館

鳴門市大麻町は、第一次世界大戦で俘虜となった約1,000人の
ドイツ兵を収容した「板東俘虜収容所」があった場所である。
この収容所では、俘虜たちの人権を尊重し、できるかぎり自主的な運営を
認めたため、俘虜たちは、所内に80余りの施設を造ったという。
また、音楽、演劇などの文化活動も盛んで、ベートーベンの「交響曲第九番」が
国内で初演された地としても知られる。
このドイツ館は、このようなドイツ兵俘虜と地域の人々との交流を顕彰するため、
昭和47年(1972)に建設され、現在の建物は平成10年に新築移転されたという。

建物の手前左には、指揮棒を振る「ベートーベン像」も写る。

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