マルキン醤油記念館

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2017/5/13(13:31,13:32)
「マルキン醤油記念館」の建物と入口前に展示される「木桶」。
オリーブの島として知られる「小豆島」だが、文化元年(1804)には、島外へ向けての
醤油製造販売が開始されるなど、醤油の生産も盛んで、現在でも、「木桶仕込み」と呼ばれる
「木桶」による醤油づくりが行われている。
「マルキン醤油」は、明治40年(1907)創業の小豆島を代表する醤油製造メーカーで、
この記念館は、大正の初期に建てられた工場の一つ(圧搾工場)を、創業80周年となる
昭和62年(1987)に、記念館として改装し開館したという。
通常は、小銭程度の入館料を取る代わりに、卓上醤油がお土産に付くのだが、
この日は無料開放日ということで、入館は無料、お土産の卓上醤油は頂けなかった。
左の写真、左の建物が「マルキン醤油記念館」。右の建物は「もろみ搾り工場」。
左の写真をクリックすると拡大写真(600x450)が表示されます。
2017/5/13(13:32)
記念館に入った右手には、当時使用されていた
「金庫」や「時計」等が展示されている。
金庫の上に乗るのは「スズメバチ」の巣。
ガラスケースの中には、「そろばん」や
「タイプライター」等も展示されている。
2017/5/13(13:33)
「マルキン醤油のあゆみ」を紹介する
「パネル」や展示物。
2017/5/13(13:34)
「醤油ができるまで」の手順を紹介する
「パネル」。
2017/5/13(13:35)
「商品コーナー」。
「マルキン醤油」の各種商品が展示される。
2017/5/13(13:35)
「大桶」のトンネル。
この「大桶(おおこが)」は、創業時から
使われていた桶を切抜いたもので、この桶では
30石(約5.4竏)の「諸味(もろみ)」を
造ることができ、その「諸味」からは、
1㍑ボトルで、約5千本の醤油が搾られるという。
トンネルを抜けた先では、江戸時代の醤油造りの
道具類などを展示する。
2017/5/13(13:36)
小麦を煎る大鍋「焙烙(ほうらく)」。
2017/5/13(13:36)
「マルキン醤油記念館」の天井。
「諸味」から醤油を搾り出す「圧搾工場」で
あったこの建物は、合掌造りとして
国内最大の規模を誇るもので、平成8年(1996)に
国の登録有形文化財に指定されている。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/5/13(13:37)
「広告あれこれ」。
当時のレトロ感漂う「マルキン醤油」の
ポスターが展示されている。
2017/5/13(13:37)
「樽づくり」。
醤油にかかせない「樽造り」の道具等を展示する。
2017/5/13(13:38)
諸味を搾る「棒締機」。
写真は、太い木の「てこ」と石のおもりを使って
搾られた醤油を受ける「亀口(かめぐち)」の部分。
写真をクリックすると近づいて撮る「亀口」の
写真(600x450)が表示されます。
2017/5/13(13:39)。
「火入釜」と「澄し桶」。
写真右は、搾られた「生醤油」を熱し、酵母や
麹菌の働きを抑え、色や味、香りを整える
「火入釜」。
写真左は、「火入」が終わった醤油から
「滓(おり)」を取り除く「澄し桶」。
2017/5/13(13:39)
「醤油搾り器(プランジャーポンプと水圧機)」。
機械化された大正時代以降は、プランジャー
ポンプで送られる水の力でピストンやシリンダーを
上下させ、「諸味」を搾ったとある。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/5/13(13:40)
「こうじ室」。
醤油造りは、「一麹、二櫂、三火入」といわれる。
醤油造りに欠かせない、「麹(こうじ)」を造る
この部屋では、「麹菌」が順調に育つよう、
室内の温度や湿度等を自由に調節したり、
雑菌による汚染を防止するための様々な
工夫がされているという。
2017/5/13(13:41)
「諸味倉」を紹介するパネル。
「諸味」を寝かせ熟成させる「諸味倉」には、
直径2m以上もある「大桶」が並び、
男達は「諸味まぜの歌」を歌いながら
諸味を混ぜたとある。
なお、記念館から徒歩3分程の「第4号天然醸造蔵」
では、現役で醤油を製造する蔵の中をガラス窓から
見学することができる。
写真をクリックするとパネル部分を切抜く
画像(488x650)が表示されます。
2017/5/13(13:41)
「諸味」造りの道具を説明するパネル。
「諸味」造りに使われる「大桶」「櫂」「つるべ」
「もろみ杓」について説明されている。
写真をクリックするとパネル部分を切抜く
画像(800x600)が表示されます。
2017/5/13(13:42)
「諸味」を寝かせる「大桶」。
「大桶」の中に立つのは、「諸味」を万遍なく
熟成されるために、かき混ぜる「櫂(かい)」。
2017/5/13(13:42,13:43)
「棒締機」の上部(左)と下部(右)。
「諸味」を搾るときの、「てこ」となる太い木が天井から床に向け斜めにかかり、
床の上には、重りとなる「石」が転がる。
右の写真をクリックすると当時の「圧搾風景」を写した写真(600x450)が表示されます。
2017/5/13(13:44)
「手製の長靴」。
蒸し上がった大豆を取り出すときに履いた長靴で、
昭和30年(1955)代頃まで使用されていたという。
また、熱い大豆の中に入っても大丈夫なように、
長靴の底には、分厚い板を使用。周りの布には
「諸味」を圧搾する「醤油袋」を幾重にも重ね、
太い糸で縫い合わせ、足を保護したとある。
2017/5/13(13:44)
大豆を蒸す釜「甑(こしき)」。
「甑」の底には穴が空いており、「甑」の中に
大豆を入れ、湯の入った釜の上に乗せることで、
蒸気が下の穴から入り、大豆を蒸しながら上へと
抜ける仕組みになっている。
2017/5/13(13:44)
「唐箕(とうみ)」。
小麦に混ざる「ゴミ」を取り除いたり、
良い小麦だけをより分けるために使われたとある。
2017/5/13(13:45)
「マルキン醤油」の創業とあゆみについて、
当時の写真を用いて紹介している。
2017/5/13(13:47)
「もろみ搾り工場」。
販売するための醤油を造るために稼働している
現役の工場で、「諸味」を圧搾し醤油を搾る、
大形のプレス機やタンクが並ぶ様子を
2階からガラス越しに見学できるのだが、
中は撮影禁止となっているため、本ページで、
その様子を写真で紹介することはできない。
2017/5/13(13:48)
「圧搾行程」を説明するパネル。
圧搾は、油圧式で10㌧、80㌧、700㌧と
段階的に圧搾し、約45時間で完了。
その後、配合、火入殺菌、濾過等の製成過程を
経て製品になるとある。
写真をクリックするとパネルの説明部分を
切抜く画像(450x600)が表示されます。
2017/5/13(14:38)
「マルキン物産館」。
物産館は、記念館の駐車場内にあり、
木桶仕込みの「初しぼり生醤油」を使った
オリジナルの「しょうゆソフトクリーム」が
人気だが、小豆島の名産品なども販売する。
なお、写真は、「もろみ搾り工場」を出てから、
「苗羽散策路」を歩いた後で撮影しています。

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