日本のへそ公園

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2016/5/20(16:48,16:48)
「日本のへそ公園」の駐車場と、園内の標識。
「日本のへそ公園」は、日本列島を経緯度で見たときの中心、東経135度・北緯35度の交差点に
位置する「西脇市上比延町」にある都市公園である。
市制施行25周年となる昭和52年(1977)、西脇市は「日本のへそ」を宣言。
昭和58年(1983)には、当時の「岡之山公園」を拡張し「日本のへそ公園」に改称。
その後、平成元年(1989)からは、「日本のへそです!大作戦」を展開する等、段階的に公園を整備し、
芸術と科学の融合する都市公園としたものである。
なお、園内の科学館(テラ・ドーム)と美術館(岡之山美術館)については、入館料が必要だが、
写真の広い駐車場は無料で、入園料などもないため、園内の遊具などでは近隣の子供達も遊ぶ。
2016/5/20(16:49)
「日本へそ公園駅」に向かう。
突然だが、「日本のへそ」は、2つある。
一つは、大正12年(1923)、旧陸軍参謀本部
陸地測量部が計測したもの(以降、「旧日本のへそ」と
記述)。もう一つは、平成6年(1994)に、GPS測量で
測定した地点(以降、「新日本のへそ」と記述)である。
先ずは、「旧日本のへそ」に向かうが、「日本へそ
公園駅」と「岡之山美術館」は、その途中にある。
2016/5/20(16:51)
「岡之山美術館」。
JR西日本加古川線「日本へそ公園駅」の前にあり、
西脇市出身の「横尾忠則」の作品を主に展示する。
3両連結の列車車両をイメージしたという建物の
設計は、ポストモダン建築を牽引したといわれる
「磯崎新」である。
美術館前には、「横尾忠則」の陶板壁画(タイトル:
Lisa Lyon in Nishiwaki, April.18.1984)が展示される。
写真をクリックすると横尾忠則作の
「陶板壁画(600x450)」が表示されます。
2016/5/20(16:52,16:52)
JR西日本加古川線「日本へそ公園駅」。
線路は単線。無人駅で駅舎も改札もないが、屋根の設計は「磯崎新」なのであろう。
「岡之山美術館」と同じイメージに造られている。
右の写真は、ホームに立ち、加古川駅(南)の方向を撮影。
2016/5/20(16:54,16:55)
「旧日本のへそ」への入口。
上に架かる橋は、県道36号「西脇篠山線」。
案内板には「経緯度交差点へは、この地下通路を
ご利用下さい」とある。
2016/5/20(16:55)
地下通路「日本のへそ・ふれあいトンネル」。
トンネルの上は、JR西日本加古川線の線路である。
2016/5/20(16:56)
「旧日本のへそ」。
「旧陸軍参謀本部陸地測量部」が計測した、
東経135度・北緯35度の交差点は、
写真奥にあり、案内板や標識等が立つ。
写真をクリックすると「日本のへそ」の
案内板(600x450)が表示されます。
2016/5/20(16:56)
「メルヘンの石」。
「日本のヘソから世界の子どもたちに、
限りない可能性を秘めた楽しいメルヘンの世界が
拡がることを願って、この石を『メルヘンの石』と
命名する」とある。
2016/5/20(16:58)
「東経135度・北緯35度交差点」。
地球は完全な円ではなく、ゆがんでいる。
このため、距離で測ったときの中心であっても、
宇宙から見たときの中心とは位置が異なる。
従って、「旧陸軍参謀本部陸地測量部」が計測した
この「旧日本のへそ」が誤っていたわけではなく、
計測方法による差なのだという。
2016/5/20(16:58)
「東経135度・北緯35度交差点」の標識。
標識の基礎部分には、日本のへそシンボルマーク
(日本列島をかたどった小鳥に経緯度の交点である
「西脇市」を示す)が付けられる。
写真をクリックすると「日本のへそ」の
シンボルマーク(600x450)が表示されます。
2016/5/20(17:00)
「タイム陶板埋設地」。
裏には、1978年3月11日埋設。開扉は、埋設から
半世紀後の2028年4月1日と刻まれる。
2016/5/20(17:01)
「日時計」。
日差しが弱く、はっきりとはしないが、この時の影は、
17時少し前を指しているようであった。
2016/5/20(17:04)
日本のへその提唱者「肥後盛熊先生」を偲び感謝を
捧げるとある。
「肥後盛熊」は、大正8年(1919)、算術の講習会の
講師として、この地を訪れた際、「ここに日本の
中心に当たる交差点がある」と指摘したという。
2016/5/20(17:07)
「日本のへそ公園」の案内。
「旧日本のへそ」から「日本のへそ公園」に戻った
ところで撮影。
写真をクリックすると「日本のへそ」の案内板が
拡大表示されます。
この案内板は、1,280x800ピクセルあります。
案内板の文字を読みたいときには、表示された画像を
クリックし、スクロールバーをご利用下さい。
2016/5/20(17:08)
「公園案内図」。
写真をクリックすると「公園案内図」が
拡大表示されます。
この案内図は、1,280x960ピクセルあります。
案内図の文字を読みたいときには、表示された画像を
クリックし、スクロールバーをご利用下さい。
なお、この拡大画像には入らないが、「旧日本のへそ」
は、「JR日本へそ公園駅」の左下にある。
2016/5/20(17:10)
「方位の広場」。
案内板には、「方位の広場」は、西脇を中心に地球上の
各地への方位と距離を表した「正距方位図法」を用いて
いるとある。
写真をクリックすると広場の中央部分を撮る
写真(600x450)が表示されます。
2016/5/20(17:14)
にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」。
「テラ・ドーム」は、地球・宇宙をテーマに、
日本のへそから経緯度、地球、宇宙まで、
楽しみながら学ぶことができる「展示スペース」の他、
「プラネタリウム」や「天文台」もあり、口径81cmの
反射望遠鏡では、昼間でも星を観察することができる。
建物の設計は、北海道釧路市出身の建築家
「毛綱毅曠」で、写真手前の人の顔のような
丸い建物は、地球をイメージしたという「映像棟」。
奥は、月をイメージしたという「本館」である。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2016/5/20(17:17)
「銀河の広場」。
丸いステージは、イベントなどに使われ、西脇市
最大の夏のイベント「へその西脇織物まつり」では、
地元小中学生による鼓笛隊や吹奏楽の演奏等が
行われるという。
2016/5/20(17:18)
銀河の広場から見る「テラドーム」と
「日本のへそモニュメント」。
GPS測量で正確に測定した「新日本のへそ」には、
守護神の槍をイメージした4本の柱「日本のへそ
モニュメント」が立つ。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2016/5/20(17:18)
「花時計」。
2016/5/20(17:19)
「宇宙っ子ランド」。
にしわき経緯度地球科学館「テラ・ドーム」の
南側にある子供の遊具エリアである。
写真をクリックすると「宇宙っ子ランド」の
案内図(600x600)が表示されます。
2016/5/20(17:20)
「銀河旅行」。
ターザンロープだが、案内板には「滑車にぶら下がり、
宇宙空間(天の川)の移動を体験する」とある。
2016/5/20(17:21)
「ふわふわドーム」。
トランポリンを、より安全な遊具にしたという感じで、
「空気でふくらんだドームの上を歩いたり、飛び跳ねたり
して、無重力や空気の弾性(空気のばね)が
体験できる」とある。
2016/5/20(17:22)
数字のパズル「日本のへそ魔方陣」。
こんなすごいものを考えてしまう人の頭の中って、
どうなっているんですかね?
縦、横、斜め、どの方向にも、並ぶ5つの数字を足すと、
答えは、必ず135になる。
写真をクリックすると「日本のへそ魔方陣」が
拡大表示(960x600)されます。
2016/5/20(17:22)
「遊星」。
滑り台と雲梯が並ぶ。
2016/5/20(17:23)
「ジャンボ滑り台」。
2016/5/20(17:24)
「ジャンボ滑り台」の着地点は、すり鉢状になっており、
「ブラックホール」と呼ばれている。
2016/5/20(17:24)
「ジャンボ滑り台」は、2ルートある。
2016/5/20(17:28)
「太陽系」。
「トランポリンでは、地球がものを引きつける重力を
体感し、地球を中心に回る通信衛星や惑星間の
交信を伝声管によって体験できる」とある。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2016/5/20(17:30)
「日本のへそモニュメント」。
GPS測量で正確に測定した場所には、チタン製の
ラインが2本引かれ、2本のラインが交差する点が、
東経135度と北緯35度の「新日本のへそ」である。
また、「新日本のへそ」の周りには、「守護神の槍」を
イメージした高さ25.3mの4本の柱(先端に金属を
かぶせた杉の木)が立つ。
写真をクリックすると4.5倍ズームで撮る
「日本のへそモニュメント」が表示(600x450)されます。
2016/5/20(17:31)
「柱のオブジェ」。
横尾忠則が「十二宮の星座」をイメージして
デザインしたもので、にしわき経緯度地球科学館
「テラ・ドーム」の東側にある。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2016/5/20(17:32)
月をイメージした「テラ・ドーム」の本館。
2016/5/20(17:34)
「流星の道」。
「テラ・ドーム」を後に、駐車場へと歩く。
2016/5/20(17:35)
「テラ・ドーム」を離れたところで振り返る。
「日本のへそ公園」は、懐(お金)の心配をせずに時を
過ごすことのできる公園である。
入館料を支払っても、プラネタリウムは別料金という
のが多い中、「テラ・ドーム」では、入館料のみで、
プラネタリウムも天文台も楽しむことができる。
子供連れなら、半日は充分に楽しめる公園であろう。
また、子供の遊具などに興味のない大人であっても、
公園内を散策したり、「岡之山美術館」を楽しむことも
できる。

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