JR気仙沼線「BRTの踏切り」

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2019/10/17(11:00)
「JR気仙沼線」は、宮城県石巻市の「前谷地駅」から気仙沼市の「気仙沼駅」を結ぶ鉄道路線であった。
平成23年(2011)の東日本大震災では、沿岸部を走行する柳津駅-気仙沼駅間が不通となったが、
翌年(2012)8月には、バス高速輸送システム (BRT) の暫定運行が開始され、その年の12月には、
自動車事業許可に基づく、BRTでの本格運行に移行している。
BRTのバスは、再び津波に襲われる可能性のある海岸線に近い場所は、一般道に迂回。
津波の心配がない場所は、鉄道の線路を撤去した後に整備した専用道を走る。
写真の踏切りは、「陸前階上駅」と「最知駅」の間にあり、写真を横に走るのがBRT専用道。
縦に走るのが一般道である。
信号が4方向に設置されているのは、一般道の交差点と同じで、一般道を走る車の信号は「青」。
専用道を走るバスの信号は「赤」。そして、遮断機は、BRTのバスを止めるように閉まっている。
BRT専用道には、線路も枕木もなく、見かけ上一般道と変わらない。
このため、BRTの遮断機は、一般の車がBRT専用道に入り込むのを防ぐ目的で設置されている。
通常、遮断機は閉まり、BRTのバスが通過する時には、一般道の信号を「赤」にして車を止め、
遮断機を開けて、バスが通過するという訳である。
写真をクリックすると少し角度を変えて撮る「BRTの踏切り」が表示(450x600)されます。
2019/10/17(11:00)
踏切りから、南(南三陸)方向の専用道を撮る。
通行止めの標識には、「バス専用道につき、
バイク・自転車・歩行者も通行できません」とある。
専用道は、基本的に一車線。
要所には、すれ違い用の「待避所」を設置。
そして、専用のトンネルや橋により、
渋滞や信号待ちもなく、安全とスピードを
確保している。
2019/10/17(11:00)
踏切りから、北(気仙沼)方向の専用道を撮る。
専用道の遮断機は閉まり、信号は「赤」である。
BRTの運行本数は、鉄道運航時に比べると、
1.5~3倍。
また、バスにGPSを搭載した「ロケーション
システム」を導入。
バスが、現在どこを走行しているかを、
乗客自身が駅のモニターやスマートフォンで
確認できるなど、利便性も向上している。

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