震災資料館「潮目」

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2019/10/17(15:02,15:03)
三陸鉄道リアス線「三陸駅」。
「三陸駅」、以前は、三陸鉄道「南リアス線」の駅であったが、JR東日本「山田線」が、
復旧と同時に、第三セクター「三陸鉄道」に移管され、「南リアス線」、「北リアス線」と統合。
この年(2019)の3月、岩手県大船渡市「盛駅」から久慈市「久慈駅」の間163kmを結ぶ、
第三センター最長の距離を運行する三陸鉄道「リアス線」の駅となった。
震災資料館「潮目」は、この三陸鉄道リアス線「三陸駅」の駅前、岩手県大船渡市三陸町の
越喜来(おきらい)地区にあり、地元の人の手により建てられた震災(大津波)資料館である。
以前は、被災した「越喜来小学校」の向かいにあったが、イチゴ農場整備の本格化により、
開設から6年後の平成30年(2018)、現在の地(三陸駅前の私有地)に移転。
その際、元の建物は震災の廃材を集めて建てられていたため、移設を断念。
現在の場所には、旧資料館の隣りにあった「ラフラブハウス」と、展示されていた
震災遺構「旧越喜来小学校の非常階段」を移すと共に、大船渡町にあった
理容室「ニュー清水」の仮設店舗が移築されている。
2019/10/17(15:06)
「ペイントハウス」。
建物は、元大船渡町の理容室「ニュー清水」の
仮設店舗。
「潮目(しおめ)」の名前は、2つの海流が
ぶつかり、多くの魚が集まる「潮目」のように、
「人と人とが交わり合う場」にと付けられ、
最初は、子供たちの絵を展示する場所であったが、
徐々に、全国から集まるボランティア達と
地元住民との交流の場所となった。
建物の壁は、大勢のボランティア達の手で彩られ、
「ペイントハウス」と呼ばれようになった。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2019/10/17(15:09)
「ペイントハウス」の裏側。
「ペイントハウス」の案内板には、
「今後、どのように活用していくのかは未定ですが、
越喜来のコミュニティーの場所になればいいかな」
とある。
写真をクリックすると「ペイントハウス」の
案内板(800x600)が表示されます。
【参考】「ペイントハウス」脇の壁面には、
「Project by Miyazkingdom」と書かれるので、
この壁画は、佐賀県生まれで、世界中に壁画を残す
活動を行っている画家「ミヤザキケンスケ」の
手が入ったものであろう。
2019/10/17(15:07)
震災遺構「旧越喜来小学校の非常階段」。
この非常階段は、「津波が来るのに、海に近い
校庭に逃げるのはおかしい。校舎と山側の道を
つなぐ非常階段を作れば安全に避難できる」と
造られ、東日本大震災の半年前に完成。
東日本大震災では、17mを越える津波に
襲われたが、児童71人と教職員は、
この非常用階段を歩いて全員無事に避難した。
非常階段の下部は、3方が壁で囲まれ、
震災(大津波)資料館の展示スペースとなっている。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2019/10/17(15:07)
非常階段の壁に描かれる「壁画」。
壁画には、「OKIRAI WELCOME」。
階段の柱には、「歓迎・『みちのく潮風トレイル
休憩所』として気軽にご利用下さい!」等と
書かれ、震災資料館「潮目」は、旅行客の
休憩場所としても利用されている。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2019/10/17(15:07,15:08,15:08)
階段下の展示物。
案内板には、「越喜来小学校の奇跡の階段」とあり、
階段の下には、震災前・後の写真や震災後の
瓦礫の中から集めた品等が展示されている。
写真をクリックすると被災後に撮影された
越喜来小学校の「奇跡の階段」が載る
案内板(850x600)が表示されます。
2019/10/17(15:08,15:08)
階段下の展示物。
壁面には、「潮目」を造った(運営する)人の気持ちであろう
「残せる物は残し 伝えることは伝える それが俺達の今出来る事」や
未来に伝えたい言葉が、「地震が来たら津波と思え」、
「津波が来たら 遠くよりも まず高台へ逃げるべし」等と書かれる。
2019/10/17(15:08,15:10)
「ラフラブハウス」。
このログハウスは、神奈川県出身のモデル、タレントでテレビのキャスターなども努める
「シェリー」が主催したイベントで集められた復興寄付金で、旧資料館の隣りに
建てられたが、「潮目」の移転に伴い、「ペイントハウス」の裏に移築された。
案内板には、「シェリーハウスならぬシェアハウスとして綺麗に自由に使ってください」とある。
左の写真をクリックすると「ラフラブハウス」の案内板が表示されます。
この画像は、600x800ピクセルあります。
案内板の文字を読みたいときには、表示された画像をクリックし、スクロールバーをご利用下さい。
2019/10/17(15:10)
「ラフラブハウス」の中。
「ラフラブハウス」の中には、震災直後に
子供たちが描いた「未来の越喜来」の絵や
写真等が展示される。

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