立佞武多の館

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2017/10/17(12:52,11:25)
専用駐車場から見る「立佞武多の館」と展示室入口。
明治時代、五所川原の「ねぷた」は、背の高さで隆盛を極めたが、電線の普及により、
背の低い「ねぷた」へと変わってしまう。
しかし、当時の写真や図面が発見されたことから、平成8年(1996)、市民有志により、
高さ22mの「巨大ねぷた」を復元。運行コース上の電線は、地中に埋められる等の努力により、
平成10年(1998)には、名前も「五所川原立佞武多」として、約90年ぶりに「立佞武多」行事を
復活させたという。
本HPで紹介する「立佞武多の館」は、JR五能線「五所川原駅」から西に400m程の所にあり、
本番の祭りに出陣する高さ22mの「大型立佞武多」3基を格納・展示する他、「立佞武多」の
製作体験やお囃子の練習等の各種体験イベントを行っている。
左の写真、専用駐車場(有料)は、館の裏(北)側にある。館の建物は、6階建てだが、
「大形立佞武多」を収容するため、1階から4階までの「展示室」は吹き抜け空間になっており、
祭りの際などに「大形立佞武多」を出し入れするため、壁の一部は高さ23mの可動壁になっている。
左の写真をクリックすると「立佞武多」の大きさや重さ等が書かれた案内板(650x600)が表示されます。
なお、本ページでは編集の都合上、一部時系列に並ばない写真があります。
2017/10/17(11:28)
4階から見る大型立佞武多「纏(まとい)」。
展示室の入口を入ると、先ずは、エレベータで
4階に上がる。
そして、展示室の外周に造られた
スロープを歩き、様々な角度からの
「大型立佞武多」を観賞しながら1階まで降りる。
このスロープは、バリアフリーで、傾斜も緩い。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:39)
大型立佞武多「纏(まとい)」の上部。
4階では、祭り本番では見ることのできない
「大型立佞武多」上部を、ドローンで撮るような
角度で見ることができる。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:38)
4階から見る大型立佞武多「白髪水と夫婦梵鐘」。
下に写る「椅子」は、3階観覧席。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:28)
大型立佞武多「白髪水と夫婦梵鐘」の上部。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2017/10/17(11:39)
4階から見る大型立佞武多「出雲阿国」。
大型の「立佞武多」は、一年に一基製造され、
それを3年間使用するという。
新たに製造された「立佞武多」を、3年前に
作られたものと入れ換えることにより、祭りでは、
毎年3基の「大型立佞武多」が出陣するという。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:41)
裏側から見る大型立佞武多「出雲阿国」の上部。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2017/10/17(11:41)
スロープに展示される作品。
中(小)型の「立佞武多」であろう。
「五所川原立佞武多」では、この館に展示される
3基の「大型立佞武多」の他、町内や学校、
愛好会等で作られる中型、小型の「立佞武多」を
合せ、計15台前後が出陣するという。
写真をクリックすると展示品を切抜く
画像(450x600)が表示されます。
2017/10/17(11:42,11:43)
「大型立佞武多」に描かれる絵。
「大型立佞武多」には、様々な方向に向け様々な絵が描かれており、
見る角度や、表と裏では、全く異なる表情を見せる。
両写真共、クリックすると拡大写真(600x450)が表示されます。
2017/10/17(11:44)
3階から見る大型立佞武多「纏(まとい)」。
3階に下りると、「大型立佞武多」を、
ほぼ水平の位置から見ることができるのだが、
撮影位置を選ばないと、上と下の一部が
写真に収まらない。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:44)
3階から見る大型立佞武多「白髪水と夫婦梵鐘」。
「立佞武多」の右に写るのは、祭り本番の
様子等を上映する巨大スクリーン。
3階には、この巨大スクリーンを観るための
観覧席も設けられている。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:46,11:47)
「大型立佞武多」の製作工程を解説するパネル。
パネルに書かれた各工程を要約すると、
・紙に下絵を描く「下絵」
・「立佞武多」の中心に鉄製のトラスを据え、周囲に木材の骨格を組む。
 その骨格に針金で作った細かい部品を据え付ける「骨組み」
・骨組みの内部に照明を取り付け、紙を貼る「紙貼り」
・下絵を参考に、鉛筆で下書き、その上から墨汁で輪郭線を書き入れる「書き割り」
・溶かした「ロウ」を各所に塗り込み「立佞武多」特有の光沢感を出す「蝋入れ」
・下絵を参考に水性塗料で色を塗る「色づけ」
・色づけされた各パーツを組み合わせる「組み立て」となる。
2017/10/17(11:48)
スロープに展示される作品。
立佞武多の骨格となる鉄製の「トラス」等が
完成品と比較して見えるように展示されている。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:49,11:49)
「大型立佞武多」に描かれる絵。
両写真共、クリックすると拡大写真(600x450)が表示されます。
2017/10/17(11:49)
「大型立佞武多」を左に見ながら
スロープを下りる。
2017/10/17(11:50)
「掌(たなごころ)」。
解説には、「すべてをつかみとるような
巨大な手」とある。
2017/10/17(11:51)
「肢(あし)」。
解説には、「台座を踏みしめ、
巨躯を支える足」とある。
2017/10/17(11:52)
各地の「ねぶた」について解説するパネル。
「ねぶた(nebuta)」と「ねぷた(neputa)」は、
訛り方の違いで、どちらも「眠り流し」の行事が
起源だという。
「青森ねぶた」は、「ねぶた(nebuta)」。
「弘前ねぷた」と「五所川原立佞武多」は、
共に、「ねぷた(neputa)」と読む。
2017/10/17(11:52)
「曳き方」「踊り手」「跳人・化人」等を
解説するパネル。
各ねぶた祭りの「かけ声」は、
「五所川原立佞武多」では、「ヤッテマレ」。
「青森ねぶた」は、「ラッセラー」。
「弘前ねぷた」は、「ヤーヤードー」である。
2017/10/17(11:52)
「五所川原立佞武多」の衣装。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2017/10/17(11:53)
「金魚ねぷた」。
「金魚ねぶた」の歴史などは、はっきりしない
というが、一説には、藩の保護の元で飼育、
改良されていた金魚「津軽錦」は、庶民の手に
届くものではなく、一度は現物を見てみたいと
思う庶民の願望が、金魚型の灯篭「金魚ねぶた」
となり、ねぶたの季節になると、各家の門前に
立てられるようになったという。
2017/10/17(11:54)
1階へのスロープを下りる。
2017/10/17(11:55)
1階で見る大型立佞武多「纏(まとい)」。
1階では、祭りの本番で見るのと同じ角度で
「大型立佞武多」を見ることができる。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:55)
1階で見る大型立佞武多「白髪水と夫婦梵鐘」。
「大型立佞武多」の下には、3基共に、
「雲漢(うんかん)」という文字が書かれているが、
これは、中国で、「天の川」を意味し、
「ねぷた祭り」が「七夕祭り」から発展したことで、
書かれるようになったのではないかという。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:56)
手前が、「纏(まとい)」。奥に「出雲阿国」。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:57)
「手振り鉦(てぶりがね)」。
祭りの気分を盛り上げるお囃子の「鳴り物」で、
「ご自由に手にとってお祭り気分をどうぞ」とある。
2017/10/17(11:57)
1階に展示される中(小)型の「立佞武多」。
作品名には、「大見得 石川五右衛門」とある。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/17(11:59)
「展示室」を出る。
「展示室」を出たところは、無料で利用できる
スペースで、入場受付カウンターの他、
物産ホール「花しょうぶ」や、
オープンカフェ「プラム」等がある。
2017/10/17(12:00)
物産ホールに飾られる「立佞武多」。
ホールの高い天井を利用し、土産物等が並ぶ
棚の上には、「立佞武多」が飾られていた。

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