酸ヶ湯温泉

2014/5/27(16:31)
「酸ヶ湯(すかゆ)温泉」。
「酸ヶ湯温泉」は、青森市から南に約30km、標高約900mの八甲田山中にある一軒宿で、冬期の
積雪は5mを越える。昭和29年(1954)には、「国民保養温泉地第1号」の指定を受けた名湯であり、
一般には、総ヒバ造りの「千人風呂」、そして混浴温泉として知られる。
以下「千人風呂」と混浴についての特筆事項を記述する。
・「千人風呂」は、脱衣所は男女別であるが、入口を入ると、男女を分ける仕切り等のない、
 広さ160畳という大きな浴室になっており、そこに源泉の異なる4つの浴槽がある。
・大浴槽には目印(入浴区域標識)が付けられ、男女別にエリア分けされている。
・湯浴み(温泉の中で着る服)の着用が許されており、中の売店で購入することができる。
・1日2回、各1時間毎の女性専用時間帯がある。
・「千人風呂」の他に、男女別の小浴場「玉の湯」もある。
その他の特筆事項
・一般宿泊以外に自炊等もできる湯治客専用の宿泊棟がある。また、立ち寄り入浴も可能で、
 入浴券は「千人風呂」、「玉の湯」と「千人風呂・玉の湯の両方」の三種類がある。
・旅館棟、湯治棟共に、バス・トイレ付の部屋は一室もない。
・有効な温泉は洗い流さない方が効果があるといわれ、「千人風呂」には洗い場がない(玉の湯にはある)。
・湯は、強酸性で、硫黄の匂いが強く、入浴に使用したタオルや湯浴みは、においが何日も残るという。

このウインドウを閉じる