青函トンネル記念館

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2011/10/27(13:30)
「青函トンネル記念館」は、「津軽半島」の
最先端「龍飛崎」にあり、道の駅「みんまや」に
隣接する。

2011/10/27(14:47)
「青函トンネル記念館」。
「青函トンネル記念館」には、世界最長(53.85km)
の海底トンネルの構想から完成までを音と映像、
資料パネル、立体モデル等で紹介する「青函
トンネル記念館」と、海面下140mの作業坑に
入り、実際の掘削で使われた機械や器具を見て
現場の雰囲気を体験する「体験坑道」の2つの
コース(どちらも有料)が用意されている。
注:スイスのゴッタルドベーストンネル(57km)が
開業すると、世界最長の座は失う。

2011/10/27(13:31)
「トンネル掘進機(オールマイヤー)」。
先ずは、「青函トンネル記念館」前の広場に
展示された機械などを見て回る。
この「トンネル掘進機」は、青函トンネル工事で
使用され、1時間に最大6mを掘削したという
が、海底深くなるに従い地質が軟弱になり、
多発する異常出水や、機械の自重で坑道の下へ
沈み込むなどの問題が発生したため、それ程長い
期間は使用されなかったようだ。

2011/10/27(13:32)
「アジテーターカー」。
「台車にミキシングドラムを取付け、生コンク
リートを分離/品質低下させることなく打設現場
まで輸送するための車両」とあるので、分かり
やすくいえば「青函トンネル用のミキサー車」で
ある。
ちなみに、生コンの専門家が「ミキサー」という
と、生コンクリートを作るために、かき混ぜる
機械のことで、出来上がった生コンを運ぶ車は
「ミキサー車」とはいわず「アジテーター
トラック」と呼んでいる。
ドラムの容量は3~6㎥とあるので、概ね大型
(10㌧積)のミキサー車といったところだ。
2011/10/27(13:32)
「斜坑人車」。
傾斜が急な「斜坑」で、人を運んでいた車両で、
写真の中間車両2~3両に先頭車と、後続車を
連結させ、4~5両の編成で運行していたと
いう。
2011/10/27(13:32)
「水平人車」。
傾斜の緩い「先進導坑」「作業坑」「本坑」で、
人を運んでいた車両で、「蓄電池機関車」に
「水平人車」2~3両を連結して運行したと
いう。
2011/10/27(13:35)
「海底下の石」。
トンネル工事中に「津軽海峡」の海底下100m
地点から掘り出されたとある。
2011/10/27(13:36)
「青函トンネル記念館」の石碑。
「青函トンネル記念館」入口にある。
2011/10/27(13:39)
「青函トンネル記念館」展示ホール。
「展示ホール」では、海底トンネルの構想から
完成までを資料パネル、立体モデル等で紹介
する。
2011/10/27(13:46)
「青函トンネル記念館」展示ホール。
2011/10/27(13:51)
「ケーブルカー乗車口」への通路。
「体験坑道」へは、保守作業の出入りや資材運搬
のためにも利用されるというケーブルカー(青函
トンネル竜飛斜坑線)に乗り約8分、海面の下
140mの「体験坑道駅」へと運んでもらう。
なお、この先は別料金で、ガイドさんに案内され
ながらの見学となる。
2011/10/27(14:00)
「ケーブルカー」の中から見る「記念館駅
(地上駅)」。
駅横のスペースには、予備と思われる「ケーブル
カー(斜坑人車)」等が置かれていた。
2011/10/27(14:03)
「ケーブルカー」車内の様子。
発車前の様子である。
なお、外から見た「ケーブルカー(もぐら号)」
の様子は、本ページの下方にあります。
2011/10/27(14:21,14:24)
「体験坑道」内の説明板。
「坑道」内には、トンネルの掘り方や完成までの工程等を説明するパネルや、
各種データ(数値)の書かれた説明板が数多く置かれている。
2011/10/27(14:17)
トンネルを掘る機械(「トンネルボーリング
マシーン」と「アルピネ掘進機」)の説明板。
2011/10/27(14:18,14:18)
「体験坑道」内に展示される各種機械。
「体験坑道」では、青函トンネル工事の調査開始から完成までに実際に掘削に使われた
機械や器具が展示されている。
2011/10/27(14:19,14:20,14:21)
「体験坑道」内に展示される各種機械。
2011/10/27(14:17,14:17,14:21)
「体験坑道」内に展示される各種器具・工具等。
2011/10/27(14:18,14:20,14:23)
作業員の働く様子を紹介する展示物。
2011/10/27(14:12,14:19,14:30)
「体験坑道」の様子。
「青函トンネル」は、実際に列車が走るトンネル以外にも何本ものトンネルが掘られており、
「体験坑道」は、トンネル工事の際に実際に使われていた「作業坑」の一角を利用したものである。
以下、JR北海道函館支社のHPにある「青函トンネル豆知識」から抜粋すると、
・本坑(ほんこう):高さ7.85m、幅9.7mの列車が通るトンネル。
・先進導坑(せんしんどうこう):海底の地質や水の出方を調査し施工方法の検討や開発に活かすため、最も先行して掘られたトンネル。
  現在は、排水と換気のために使われている。
・作業坑(さぎょうこう):本坑の横30mのところに平行して掘られている。本坑より先まわりして作られた連絡誘導路。
  現在は、保守のための通路としてトラックや自動車が通っている。
この他にも、工事関係者と資材・機械の運搬等のために、エレベータの設置された「立坑(たてこう)」。
14度の勾配にケーブルカーが設置された「斜坑(しゃこう)」。「本坑」と「作業坑」をつなぐ「連絡誘導路」も掘られている。
実際に「作業坑」を見て、「東京湾アクアトンネル」等を例に考えると、すぐにでも一般車の走るトンネルが作れそうに思ってしまうのだが、
「アクアトンネル」ですら、その長さは、9.6km。「青函トンネル」の長さは、なんと53.85km。深さは「アクアトンネル」の
水面下60mに対し、青函トンネルは、水面下240m。比べものにならないくらいの差である。また、青函トンネルは、開通した今でも
湧水(塩水)が常に出続けており、常時ポンプで湧水を汲み出していないと、トンネルは水没してしまうという。
これらの問題が全て解決されたとしても、フェリーに十分対抗できる料金設定ができるかというと、その可能性は限りなく0に近いであろう。
また、開通以前からトンネルの活用法は問題視され、中には「石油の貯蔵庫にすべきだ」等という人もいたというが、
開通後は、北海道-本州間の貨物輸送に重要な役割を果たしており、一日に上下50本もの貨物列車が運行されているという。
2011/10/27(14:36)
「体験坑道駅(地下駅)」にて。
「この地点は海面下140m。青函トンネル
記念館駅から778m」とある。
2011/10/27(14:44,14:44)
「ケーブルカー(もぐら号)」。
「記念館駅(地上駅)」まで戻り撮影。

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