世界遺産の径
「ブナ林散策道」

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2017/10/16(8:53,8:53)
アクアグリーンビレッジANMONの「センターハウス」と「世界自然遺産登録30周年記念碑」。
「白神山地」は、秋田県北西部から青森県南西部に広がる標高1,000m級の山岳地帯の総称で、
その広さは約13万㏊に及び、世界最大級といわれる「ブナの原生林」が分布する。
中でも、林道などの整備がされず、貴重な自然環境の残る「核心地域」については、
平成5年(1993)、世界遺産(自然遺産)に登録され、将来に渡り人の手を加えず、
現状を保護する地域に指定されている。
本ページで紹介する「ブナ林散策道」は、白神山地周辺の「緩衝地域」にあり、
一般の人が、白神山地の自然やブナ林を手軽に体感することのできる唯一の散策道である。
この散策道は、入口に近い距離約500mを20分程で一周する「ふれあいコース」と、
距離約1,600mを1時間程で一周する「ブナの森コース」の2コースが整備されている。
左の写真、「センターハウス」には、総合案内所の他、売店やレストラン、入浴施設などがある。
右の写真、「センターハウス」の横には、芝生広場やイベントステージがあり、テーブルとベンチの
近くには、「世界自然遺産登録30周年記念碑」と「菅江真澄がたどった杣道」の案内版が立つ。
「菅江真澄」は、江戸時代後期の旅行家、博物学者で、津軽に6年余り滞在。寛政8年(1796)の冬と
10年の夏には、「暗門の滝」を探訪。昔ながらの杣道(細くけわしい山道)を歩いたという。
左の写真をクリックすると「菅江真澄がたどった杣道」の地図(850x600)が表示されます。
この地図上、黄色の点線で描かれているのが、「菅江真澄」の歩いた杣道だが、遊歩道としては
整備されていない。また、「現在の遊歩道」と書かれ、「暗門の滝」へと向かう道(暗門渓谷
ルート)も、腰まで水に浸かり川を横断するなど、上級者向けのコースとなっており、
本ページで紹介する「散策道」は、この地図には書かれていない。
右の写真をクリックすると「世界自然遺産登録30周年記念碑」が表示(450x600)されます。
2017/10/16(9:07)
「アクアグリーンビレッジANMON」を後に、
「暗門大橋」へと向かう。
「ブナ林散策道」の入口は、「暗門大橋」を
渡ったところにある。
なお、「センターハウス」に隣接する駐車場は、
「センターハウス」の受付専用とあり、
ハイカーなどが利用する駐車場は、
「暗門大橋」の周辺にある。
写真をクリックすると「アクアグリーンビレッジ
ANMON」の施設配置図が表示されます。
この配置図は、960x960ピクセルあります。
配置図の文字を読みたいときには、
表示された画像をクリックし、
スクロールバーをご利用下さい。
2017/10/16(9:10)
「ブナ林散策道」への入口。
「暗門大橋」を渡ったところである。
写真奥に写る瀟洒な建物は、「公衆トイレ」。
写真をクリックすると更に前進して撮る
写真(600x450)が表示されます。
2017/10/16(9:12)
「ブナ林散策道」へと向かう。
2017/10/16(9:14)
「ブナ林散策道」入口前広場。
広場には、「歩道整備のため、森林環境整備
協力金のお願い」の看板が立つ。
写真中央左に、協力金受付。右の建物は、
「暗門休憩所」。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2017/10/16(9:16)
「ブナ林散策道」入口。
直進すると上級者向けの「暗門渓谷ルート」で、
注意を喚起する案内板が立つ。
「ブナ林散策道」へは、ここを左に進む。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2017/10/16(9:16)
世界遺産の径「ブナ林散策道」の案内板。
地図の右半分に書かれる、「暗門渓谷ルート」に
向かう道は、「立入禁止」になっており、
本ページで紹介するのは、地図の左半分に
書かれる道である。
写真をクリックすると本ページで紹介する
「ブナ林散策道」の部分を切抜く
画像(800x500)が表示されます。
この画像には、各ポイントに丸数字を加筆。
本ページでは、①をスタート。②から③④と
「ふれあいコース」を歩き、⑤から時計回りに
⑥⑦⑤と「ブナの森コース」を一周。④②①と
歩いた記録を紹介します。
2017/10/16(9:17)
①をスタート、「ブナ林散策道」に入る。
入口の右には、「ブナ林」からの湧き水を引く
「水のみ場」がある。
写真をクリックすると「水のみ場」を撮る
写真(600x450)が表示されます。
2017/10/16(9:19)
入口から50m程歩いた②の地点。
左右には標識が立つ。
左の標識に従い、「ふれあいコース」に入る。
なお、左の標識には、「ブナ林散策路(Ⅰ)
256M」と書かれている。
2017/10/16(9:19)
③の地点までは、緩い登坂が続く。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2017/10/16(9:20)
②と③の間にて。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/16(9:21)
③の手前にて。
2017/10/16(9:22)
③に立つ案内板。
案内板には、「白神山地森林生態系保護地域」と
あり、案内板の左右には「順路」と書かれた
標識が立つ。
案内板から奥は、地図に「ブナ広場」と書かれ、
オレンジ色で丸く囲った部分なのであろう。
案内板の左右に立つどちらの標識から入っても
一廻りして、反対側の標識に出る。
この日は、左に立つ標識を入り、時計回りに一周、
右の標識に出た。
2017/10/16(9:24)
③の案内板、左側に立つ標識を入る。
2017/10/16(9:25)
深い「ブナ林」の中を歩く。
写真には、前を歩く人の姿が写るのだが、
その姿は、木々の合間に紛れる。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/16(9:28)
9時27分に、③の案内板を通過。
④に向かう。
2017/10/16(9:31)
下に、「ブナの森コース」が見える。
2017/10/16(9:32)
「ブナの森コース」に出る(④の地点)。
写真をクリックすると「ブナ林散策道」に立つ
標識(600x450)が表示されます。
「ブナ林散策道」の要所には、同様の標識が立つ。
この標識の地図は、簡略化されて書かれるが、
現在地が分かることで安心する。
2017/10/16(9:33)
④と⑤の間にて。
2017/10/16(9:35)
⑤の地点。
ここを左に、時計回りで「ブナの森コース」を
一周する。
2017/10/16(9:39)
⑤から⑥に向かう。
⑥までの間は、緩やかな上り坂が断続する。
2017/10/16(9:43)
⑤と⑥の間にて。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2017/10/16(9:46)
⑥の手前にある切り株。
2017/10/16(9:48)
「土壌の案内版(⑥の地点)」。
「森林の土には、すき間が多く、多くの雨水を
蓄え、少しずつ時間をかけて川に流す」とある。
近くには「水場」があり、この少し先には、
水場を示す標識が立つ。
写真をクリックすると「水場への標識」の
写真(600x450)が表示されます。
2017/10/16(9:50)
「水場」への標識を過ぎると急な下り坂となる。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2017/10/16(9:53)
急坂を下る。
2017/10/16(9:54)
急坂を下りきったところ(⑦の地点)。
「暗門渓谷ルート」へと下る道(写真左方)には、
ロープが張られ、「立入禁止」の標識が下がる。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2017/10/16(9:54)
⑦の地点から⑥の方向を振り返る。
写真、散策道の左側には、水が流れる。
2017/10/16(9:57)
先には、「駐車場まで400m」の標識が立つ。
2017/10/16(10:01)
⑤の地点まで戻る。
2017/10/16(10:03)
⑤と④の間にて。
2017/10/16(10:04)
「ふれあいコース」への分岐(④)まで戻る。
2017/10/16(10:05)
④と②の間にて。
2017/10/16(10:08)
②を過ぎ、下には「ブナ林散策道」入口前広場が
見えてきた。
2017/10/16(10:09)
「ブナ林散策道入口」に戻る。
上級者向け「暗門渓谷ルート」の入口には、
「当ルートは歩道としての整備及び管理を
していません」とあり、ヘルメットの着用や、
「通行届」「入山届」の提出を喚起している。
写真をクリックすると「暗門渓谷ルートの通行に
あたって」の案内板(500x650)が表示されます。
2017/10/16(10:11)
「暗門大橋」へと歩く。
2017/10/16(10:13)
散策道左に、「公衆トイレ」。
正面には、「暗門大橋」が見えている。
2017/10/16(10:17)
「アクアグリーンビレッジANMON」に到着。
バス専用の駐車場には、3台の観光バス。
バスの乗客は、中国や韓国系の人達であったが、
これらの人達が歩くのは、「ふれあいコース」の
入口(②)付近までであったようで、この日は、
「ふれあいコース」の中に入ると、人の姿は
極端に少なくなり、「ブナの森コース」では、
ほとんど人の姿を見かけることはなく、
静かな「ブナ林」の中を歩くことができた。

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