抱返り渓谷

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2011/5/7(7:41)
「抱返神社」近くの駐車場にある
「抱返り渓谷」の石碑。
「抱返り渓谷」は、JR田沢湖線の「神代駅」
から、南東に約3km、車で5分程の所にあり、
東北の「耶馬渓」と称され、渓谷美と紅葉の
素晴らしさで知られる。

2011/5/7(7:43)
「抱返り渓谷」遊歩道入口。
「抱返神社」への参道が遊歩道の入口である。
なお、遊歩道は「神代ダム」の先まで続くの
だが、2011年春現在「回顧の滝」から先は、
崩壊が激しく、落石等の危険があるため、
通行禁止となっている。
このため、本ページでは、「回顧の滝」までの
往復を紹介する。

2011/5/7(7:45)
「抱返神社の由来」。
「源義家」は、戦において「玉川」の川筋を
進むため、川の流れが静かなことを願って持仏を
祀って祈願した。戦に勝利した「義家」は、持仏
を懐に入れお守りとして持ち、無事に還ってきた
ことから「懐き還る」「懐還神社」と言い伝えら
れるとある。
ただし、「抱返り渓谷」の名前の由来は、渓谷が
急峻なために道が狭く「人が抱きかかえる様に」
しないと、すれ違えなっかたことからという説が
一般的なようだ。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます。

2011/5/7(7:46)
「抱返神社」境内を通り抜け遊歩道へと進む。
2011/5/7(7:48)
「巫女石」。
「抱返神社」境内を抜けると、右に見える。
流れる川は、「雄物川」支流の「玉川」である。
白岩岳(奥羽山脈)の薬師に巡礼のためこの川を
渡ろうとして溺れかけた若い巫女が、神霊(この
地を守る明神)に助けられる。
助けられた巫女は、明神への崇敬の思いから、
この美しい「巫女石」になったという。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
2011/5/7(7:49)
「抱返り渓谷」遊歩道。
「回顧の滝」までは、整備された遊歩道が続く。
なお、この道は昭和38年(1963)に廃止される
まで、「夏瀬」から「神代駅」の間で「秋田杉」
を搬出していた「生保内森林軌道」の廃線跡を、
遊歩道にしたものである。
2011/5/7(7:50)
「神の岩橋」を渡る。
2011/5/7(7:51)
「神の岩橋」の上から見る上流側景色。
2011/5/7(7:52)
「神の岩橋」の上から見る下流側景色。
この神秘的ともいえるエメラルドグリーンの色も
「抱返り渓谷」の特徴の一つである。
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2011/5/7(7:53)
「玉川」左岸から見る「神の岩橋」。
この吊橋は、秋田県では最も古い吊橋で、
大正15年(1926)に完成。橋の名前は、旧神代村
と旧白岩村から一字づつとったとある。
2011/5/7(7:55)
「玉川」左岸の駐車場にある案内板。
写真をクリックすると、本ページで紹介する
遊歩道の部分が拡大表示されます。
2011/5/7(7:56)
「玉川」左岸の駐車場にある案内板。
注意事項が書かれ、「回顧の滝」まで、
約1.1kmとある。
2011/5/7(7:59)
「大広久内放水工」。
ここから、約800m上流にある「抱返頭首工」
で取水された水を仙北平野の農業に使用するため
に建設された用水路(田沢疏水)への水量を調整
する施設である。
2011/5/7(8:04)
「茣蓙(ござ)の石」。
ゴザを数枚ほど、敷くことができる巨石で、
上面が平坦になっていることから名付けられた
という。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
2011/5/7(8:06)
「コゴミ(クサソテツ)」。
正確には「クサソテツ」を、別名「コゴメ」と
いい、その若芽を「コゴミ」というようだ。
写真は、立派に育った「コゴメ」であろうが、
若芽の「コゴミ」は、東北地方を代表する
山菜として知られる。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
2011/5/7(8:11)
「若狭の急流」。
昔は、抱返り三急流の一つとして、激しい流れで
あったが、今ではダムによって減水し「老虎の
ささやき」と表現する人もいるというが、今でも
波飛沫を上げて流れるその姿は、「急流」の名に
恥じない。
2011/5/7(8:12)
「帝釈の岩屋」。
「抱返り大尺明神」の生まれ育った岩屋とか、
「帝釈坊」という鬼が住んだ所ともいわれ、
この鬼は村人の葬式になると里に現れ悪事を
働いたという。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
2011/5/7(8:16)
「回顧の滝まで、あと500m」とある。
2011/5/7(8:18)
「誓願橋」。
この橋を渡れば、「抱返り渓谷」随一の景勝地と
いわれる「誓願寺」である。
2011/5/7(8:19)
「誓願寺」。
近くに寺があるのではない。
両岸の岸壁が迫り、水が深い淵に流れるときに
出る「泡沫」が、寺で香をたく時、煙が漂い舞う
様に似ることから、この名前が付いたという。
2011/5/7(8:21)
「誓願寺」の橋を渡る。
この橋から左下に見る景色が、
「抱返り渓谷」随一といわれる絶景である。
2011/5/7(8:21,8:22)
「誓願寺」の橋から見る景色。
どちらも、写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
2011/5/7(8:26)
「抱返頭首工」。
秋田県東部に広がる「仙北平野」を「仙北市」
「大仙市」「美郷町」と横断する、約31kmの
農業用水路「田沢疎水幹線用水路」の源である。
この「田沢疏水」は、「仙北平野」が扇状地で、
河川の水量が少ないことから、水量の豊富な
「玉川」から水を導入するために造られ、
もう一つの「神代ダム」を源とする「第二田沢
幹線用水路」と共に、農業用水はもちろん、
生活用水や地域用水にも利用されているという。
2011/5/7(8:26)
「回顧の滝まで、あと200m」とある。
2011/5/7(8:28)
短いトンネルの先には、次のトンネルが見えて
いる。
「回顧の滝まで、あと100m」とある。
2011/5/7(8:29)
次のトンネルに入る。
このトンネルは、少し長かったように記憶する。
2011/5/7(8:30)
記憶が曖昧なのだが、3枚の写真を見ると
3つのトンネルが連続していたのであろう。
「回顧の滝」は、このトンネルを抜けたところに
ある。
2011/5/7(8:31)
「回顧の滝」は、遊歩道から右に50m程
山側に入ったところにある。
2011/5/7(8:31)
「回顧の滝」前にある説明版。
説明の最後には「その美しさを、また振りかえり
見たくなる滝」とある。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
2011/5/7(8:32)
「回顧(みかえり)の滝」。
抱返り渓谷を代表する滝で、落差30m。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
2011/5/7(8:34)
「回顧の滝」の先は、通行止めである。
「この先、夏瀬橋(神代ダムの先で、夏瀬温泉の
近く)までの歩道は、落石・倒木・橋の崩落箇所
等があり大変危険」との注意書きがある。
ここで、Uターン。
2011/5/7(8:35)
Uターン後、遊歩道から見る「回顧の滝」。
滝の名前に負け、振り返って見てしまった。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
2011/5/7(8:41)
「抱返神社」に戻る途中、「誓願寺」から見る
下流方向の景色。
写真をクリックすると拡大写真が表示されます。
2011/5/7(8:57)
7時55分~56分に通った「玉川」左岸の駐車場まで
戻ってきた。右に写る建物は「トイレ」である。
2011/5/7(8:58)
「玉川」左岸の駐車場から見る「神の岩橋」。

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