大倉山ジャンプ競技場

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2013/6/18(9:29,9:30)
「大倉山ジャンプ競技場」。
「大倉山ジャンプ競技場」は、札幌市中央区宮の森にある、札幌市立のスキージャンプの競技場であり、
昭和47年(1972)第11回冬季オリンピックスキージャンプ90m級の競技が行われた場所である。
この大会の70m級では、3つのメダルを日本人が独占したが、90m級では、「笠谷幸生」が1本目で、106mを
飛び第2位につけるが、2本目に横からの突風にあおられ、第7位に終わり、日本人のメダル獲得はならなかった。
70m級の競技が行われた「宮の森ジャンプ競技場」と町名まで同じだが、「宮の森ジャンプ競技場」は、
南に約1.4km離れた別の場所にある。
第11回冬季オリンピックでは、リフトもなく選手はスキーを担いで階段を歩いて登っていたが、昭和57年(1982)に
リフトが設置され、その後も、K点が延長されるなどの改修が行われ、平成10年(1998)には、ジャンプ台が
サマーヒル化。リフトもペアリフトになると共に展望ラウンジが設置されるなど、観光客もリフトに乗りスタート地点の
上から景色を楽しめるようになった。
右の写真をクリックすると案内板が拡大表示(450x600)されます。
2013/6/18(9:30)
正面から見る「ジャンプ台」。
左の建物は、「審判塔」。
観客席は、ジャンプ台に向かって右側にある。
また、ジャンプ台の下には、ジャンプ台の踏切り
タイミングや、フィギュアスケートのスピン等を疑似体験
できる「札幌ウィンタースポーツミュージアム」や、
売店、レストランが入る「大倉山クリスタルハウス」が
隣接する。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2013/6/18(9:32)
「リフト乗場」。
山頂にあるジャンプ台のスタート地点まで、
リフトで約5分。
「大倉山ジャンプ競技場」は、海外からの観光客も多い。
2013/6/18(9:34,9:34)
「ランディング・バーン(着地域)」と「ブレーキング・トラック(減速、停止域)」。
青い線の上端が、P点で飛距離100m地点。赤い線の上端は、K点で飛距離120m地点。
飛距離の数字が書かれた一番下の標識は、140mである。平成24年(2012)の第39回HTBカップで
「伊東大貴」が記録した、大倉山ジャンプ競技場のバッケンレコード(最長不倒距離)は、140mよりも
更に下の146mで、この地点には、バッケンレコードを示す赤い標識が設置されている。
ブレーキング・トラックの長さは100mで、幅は28mある。
左の写真をクリックするとジャンプ台の説明が表示されます。この画像は、960x960ピクセルあります。
説明の文字を読みたいときには、表示された画像をクリックし、スクロールバーをご利用下さい。
右の写真をクリックすると「バッケンレコード」の標識が表示(600x450)されます。
2013/6/18(9:35)
K点(飛距離120m)地点。
この斜面の角度は、37度。
2013/6/18(9:36)
飛距離の数字が書かれた一番上の地点。
手前の標識に隠れ、一番上の数字が読めないが、
少し下の標識には、62と書かれている。
なお、昭和7年(1932)開場時のジャンプ台は、
60m級であったが、この時のバッケンレコードは、
34mであったという。(昭和7年末時点では、バッケン
レコードが、51.5mまで延びている)
2013/6/18(9:38)
「カンテ(踏み切り台)」。
ジャンプ選手が「カンテ」を通過するときのスピードは、
時速約90kmに達するという。
テレビの映像などでは、下から撮影するため空を飛んで
いるように見えるが、実際は「落ちながら、いかに遠く
まで飛ぶか」という距離と姿勢を競う競技であり、
「カンテ」も上向きではなく、下に傾斜している。
2013/6/18(9:38,9:39)
「アプローチ(助走路)」。
長さ101m。角度35度。
選手は、この僅か101mの距離で、停止状態から、時速約90kmまでに達する。
左の写真をクリックすると拡大写真(600x450)が表示されます。
2013/6/18(9:40)
「スタートハウス」。
標高307mにあり、着地面からの高低差は、約133m
である。
ガラス張りの部分が、「展望ラウンジ」。
2013/6/18(9:41)
「展望ラウンジ」から見る景色。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2013/6/18(9:42)
「展望ラウンジ」から見る札幌市街。
3倍ズームにて撮影。
中央に縦に延びるのが「大通公園(50m道路)」。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2013/6/18(9:44)
「展望ラウンジ」から見る札幌ドーム。
札幌市街の右方向に見える。
5.75倍ズームにて撮影。
写真をクリックすると16.5倍ズームで撮る
「札幌ドーム」が表示(600x450)されます。
2013/6/18(9:43)
「展望ラウンジ」から見る景色。
ジャンプ台は、中央下に「ブレーキング・トラック」だけが写る。
写真左に、写るのが「三角山(標高:311m)」。右に2つ並ぶ低山は、左が「円山(標高:225m)」。右が「神社山(標高:237m)」。
「神社山」の奥に白く小さな点の様に写るのが「札幌ドーム」。右端に山頂部が手前の枝に隠れているのが「藻岩山(標高:531m)」。
2013/6/18(9:47)
「展望ラウンジ」の中。
2013/6/18(9:56)
「屋上展望台」。
写真中央右に2本立つのが「大倉山ジャンプ競技場」と
書かれたスキー板のモニュメント。
「屋上展望台」には、展望図、双眼鏡も設置されている。
2013/6/18(9:57)
「屋上展望台」から見るジャンプ台。
「屋上展望台」では、「展望ラウンジ」からは見えなかった
「アプローチ」の全体を見ることできる。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2013/6/18(10:01)
「スタートハウス」。
1Fは、選手専用で、観光客が入ることはできない。
2Fが「展望ラウンジ」。屋上には、「屋上展望台」がある。
2013/6/18(10:02)
「遊歩道入口」。
「中間××まで193m、約5分」とあるので、「カンテ」を
近くで見ることができるのではと、石段を降りる。
(××の部分は、判読できないため、以降「中間地点」と
記述する)
2013/6/18(10:06)
「遊歩道」。
2013/6/18(10:09)
「中間地点」。
標識には、「スタートハウス 193m クリスタルハウス
 368m」とある。
2013/6/18(10:09)
「中間地点」の椅子。
2013/6/18(10:10)
「中間地点」から見る「アプローチ」。
2013/6/18(10:12)
「中間地点」から枝越しに見る「カンテ」。
2倍ズームにて撮影。
「カンテ」を間近に見る場所には、競技用と思われる
台が見えているのだが、残念ながら観光客は立ち入れ
ないようである。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2013/6/18(10:12)
368mを歩いて下れば、「クリスタルハウス」であるが、
リフト券は往復を購入しているため、193mの坂を登り
「スタートハウス」に戻る。
2013/6/18(10:16)
「スタートハウス」に戻る。
2013/6/18(10:19)
下りのリフトに乗る。
2013/6/18(10:21)
リフト中間点。
「カンテ」の近くであり、競技関係者は、ここで乗り降り
するのであろうが、観光客の乗降はできない。
2013/6/18(10:23)
下りのリフトから見る「観客席」。
観客席は、選手を後ろ(背中)から見るように造られて
おり、大会時には、この観客席に最大3万人が収容可能
という。
2013/6/18(10:25)
ジャンプ台下の「リフト乗場」。
すれ違いに旭川市の小学生の団体が上って行った。
2013/6/18(10:27)
「大倉喜七郎男爵顕彰碑」。
「大倉喜七郎男爵」は、昭和6年(1931)、「秩父宮雍仁
親王」の口添えにより、私財を投じて、この「ジャンプ台」
を建設。完成後札幌市に寄贈したという。
「大倉山ジャンプ競技場」の名前は、昭和7年(1932)の
開場式で、当時の札幌市長が「大倉男爵」の功績を
讃え「大倉シャンツェ」と呼んだのが由来という。
2013/6/18(10:30)
「ブレーキング・トラック」から見るジャンプ台。
アプローチが101m。ランディング・バーンが120m。
ブレーキング・トラックが100m。単純に、この距離を
合計すると、スタート地点からの距離が321m。
そして高低差、約133mの地点ということになる。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。

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