大日影トンネル

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2010/7/21(9:36)
「勝沼トンネルワインカーヴ案内所」。
入口の上には「勝沼トンネルワインカーヴ驛舎」
と書いてある。
「勝沼トンネルワインカーヴ」の管理兼案内所で
あるが、「大日影トンネル」内に設置されている
「緊急連絡用インターホン」の連絡先にもなって
いる。
2010/7/21(9:36)
「勝沼トンネルワインカーヴ」。
「大日影トンネル」の新宿方(深沢口)に隣接
する「旧深沢トンネル」は、全長1,106mの
ワインカーヴ(貯蔵庫)として再利用され、
トンネルの中には個人及び法人(ワイナリー
各社)に有料で貸与されるワイン貯蔵ラックが
並べられている。
2010/7/21(9:38)
「大日影トンネル」の新宿方(深沢口)。
「大日影トンネル」は、明治35年(1902)
に貫通した中央本線のトンネルで、平成9年
(1997)「新大日影トンネル」の開通に伴い
用途を廃止。平成17年(2005)JRから
旧勝沼町に無償で譲渡。平成19年(2007)
に遊歩道として整備される。
遊歩道の長さは、1,367m。中では、監視
カメラが作動している。
2010/7/21(9:39)
「大日影トンネル遊歩道」の説明版。
「トンネル内の、レンガ壁やレール、鉄道標識
などは、当時のまま保存されている」とあり、
遊歩道利用にあたっての注意事項などが書かれて
いる。また、トンネルの中でも一部機種の携帯
電話が使用できるとのこと。
2010/7/21(9:39)
トンネルの出入口には、ゲートが設置され、
通行可能時間(年末年始を除く9時~16時)で
あれば無料で通行することができるが、
それ以外は、ゲートが閉じられる。
2010/7/21(9:42)
通行時の注意事項が書かれている。置かれている
「台車」は、トンネル内の保守点検等で、現在
使用されているものと思われるが、詳細は説明が
なかったため不明。
2010/7/21(9:43)
「待避所(小)」。
トンネル内には、大中小36ヶ所の待避所が
あり、その内の半分ほどに、「大日影トンネル」
や「中央本線」の歴史などを紹介する説明板が
設けられている。
2010/7/21(9:45)
「水路」。
長さ330mの「開渠水路(蓋掛けなどをせず、
上側が空いた水路)」。湧水が多く、排水のため
設置されている。「笹子トンネル」などにも同様
の水路はあるが、全国的には、水路があるトンネ
ルは少ないとのこと。
2010/7/21(9:52)
トンネルの上部には「電球」が付けられている
が、節電のためか消灯しており、側面に設置され
た「蛍光灯」が点灯していた。
2010/7/21(9:58)
トンネル出口までの距離が書かれている。
2010/7/21(10:08)
「花崗岩の石積み」。
「断層により岩盤が弱い箇所を花崗岩で
補強したもの」とある。
2010/7/21(10:09)
「待避所(大)」。
トンネルの中には、休憩もできる大きな待避所が
2ヶ所あり、木製のベンチが置かれている。
2010/7/21(10:10)
「煤(すす)」。
「天井や壁に付着している煤は昭和6年まで
走っていた蒸気機関車の排煙」とある。
2010/7/21(10:16)
「石灰分の再結晶」。
「白い折出物はモルタルの石灰分が再結晶した
もの」とある。
2010/7/21(10:17)
「甲府方の出入口(菱山口)」。
2010/7/21(10:19)
甲府方の出入口(菱山口)の、すぐ横は現役中央
本線の線路である。
2010/7/21(10:20)
左が、中央本線下り線の「新大日影トンネル」。
右が、遊歩道になっている「大日影トンネル」の
菱山口。
2010/7/21(10:21)
中央本線の線路に沿って「勝沼ぶどう郷駅」に
向かう。
2010/7/21(10:23)
左の土手の上に、中央本線の線路がある。写真
奥は、ホームなどを急勾配にしないために
「スイッチバック」であった旧勝沼駅の引込み線
の終点で、ここまで線路が延びていた。
2010/7/21(10:23)
スイッチバック時代の遺構は、「駅前甚六公園」
として整備されている。
2010/7/21(10:25)
「駅前甚六公園」に静態保存されている「電気
機関車(EF6418)」。この18号機は、
昭和41年(1966)に制作され、主に貨物車
を牽引。単線当時の中央本線を走り、
後に南武線、青梅線、篠ノ井線などで活躍。
平成17年(2005)に現役を引退とある。
2010/7/21(10:30)
「勝沼ぶどう郷駅」。
平成5年(1993)に「勝沼駅」から、現在の
「勝沼ぶどう郷駅」へと改称。地名と名物を
組み合わせた駅名の先駆けとなった駅である。
2010/7/21(10:32)
「菱山道路隧道(菱山ガード)」。
「勝沼ぶどう郷駅」を右(北)に下りたところに
ある。
長さ29m。幅3mのレンガ積みアーチ構造で、
複線化工事の後は廃道となっていたが、「大日影
トンネル」の整備事業の一環で遊歩道として
蘇る。
2010/7/21(10:32)
「菱山道路隧道(菱山ガード)」の中。
この隧道は、上部が明治36年(1903)
中央本線開通当時に造られ、下部は大正2年
(1913)スイッチバックの引込み線を通過
させるために造られている。明治のレンガには
焼きムラや変形ばらつきが多く、大正時代の
レンガは少ないことから、レンガ製造技術の
進歩を示しているという。
2010/7/21(10:38)
「勝沼ぶどう郷駅」の構内。
「勝沼ぶどう郷駅」では、線路の枕木が再利用
されている。
2010/7/21(10:39)
「駅前甚六公園」。
駅を出た左(南)側にあり、周辺に植えられた
約千本の桜は「甚六桜」と呼ばれ、花見の名所と
しても知られる。
2010/7/21(10:48)
「大久保沢河川隧道」。
「駅前甚六公園」南側の遊歩道の下にある。
中央本線建設に伴い造られた「河川隧道」で、
「大日影トンネル」と同じ工法、材質を用い、
英国式のレンガ積みで造られている。
2010/7/21(10:50)
「大日影トンネル」甲府方(菱山口)。
再度「大日影トンネル遊歩道」を歩き、新宿方
(深沢口)に向かう。
2010/7/21(11:04)
「大日影トンネル」の中間点。
左の「0.7km」の文字は、かろうじて読める
が、右にも「0.7km」と書かれている。
2010/7/21(11:18)
「大日影トンネル」の新宿方(深沢口)。
奥に見えるトンネルが、「勝沼トンネルワイン
カーヴ」。
ここから下の行では、「大日影トンネル」内に、当時のまま保存されている鉄道施設を紹介します。
2010/7/21(9:41)
「架線支持点番号」。
新宿方(深沢口)を入ったところにあり、
ここを起点とするトンネル内の相対番号を
示すのであろう。
2010/7/21(9:50)
「沿線電話機」。
2010/7/21(10:01)
「勾配標」。
「大日影トンネル」の中には勾配があり、
この地点から、新宿方に1,000m進むと、
25.2m高くなり、甲府方に1,000m
進むと、25m低くなる。
2010/7/21(10:14)
「線路保守用標示板」。
矢印は、一番近い沿線電話機の方向を示す。
2010/7/21(10:53)
「ベンチマーク」。
測量の基準点。トンネル内に32ヶ所あり、
遊歩道に飛び出ているため、暗いトンネル内
では、つまづかないように注意が必要である。
2010/7/21(11:01)
「距離標Ⅲ号」。
100m毎に設置される距離標。
この地点の東京からの距離が、110.2kmを
示すと思われる。
2010/7/21(11:15)
「距離標Ⅱ号」。
500m毎に設置される距離標。
この地点の東京からの距離が、109.5kmを
示すと思われる。
2010/7/21(11:17)
「線路保守機器の電源」。
線路保守機器用の200Vコンセント。
2010/7/21(11:18)
「線路保守用標示板」。
線路保守者への注意事項を書いたものであろう。

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