蔵づくりの町並み
(川越)

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2014/4/16(11:30,11:30)
「川越まつり会館」。
西部鉄道新宿線「本川越駅」から北に10分(700m)ほど歩くと「仲町交差点」がある。
「蔵づくりの町並み」は、この「仲町交差点」から更に北にある「札の辻交差点」までの約400mの間にあり、
この間、道路(通称:一番街通り)の両側には、厚い土壁、豪壮な屋根と重厚な「観音開扉」の蔵造り建物が並ぶ。
これらの建物は、明治26年(1893)の川越大火で焼け残った蔵造りの建物を見た川越商人たちが競って、
防火性の高い蔵造りの店舗(店蔵)を建てたという。
この日は、「札の辻交差点」に近い「川越まつり会館」を先に見学。本ページでは、会館を出た所から
南に「仲町交差点」までの間を歩いて往復した記録を紹介する。
2014/4/16(11:30)
「大沢家住宅」と笛木醤油の「金笛直売店」。
写真は、「川越まつり会館」前から撮影。
写真中央左の「大沢家住宅」は、呉服太物を商っていた
近江屋半右衛門が寛政4年(1792)に建てた川越最古の
蔵造りといわれ、国の重要文化財に指定されている。
後に建てられた蔵造りに比べ外観は地味に見えるが、
お城がある時代に建てられているので、派手な外観の
建物は造れなかったという。
右隣りに建つ建物は、寛政元年(1789)の創業以来
伝統的な醸造方法を守る、笛木醤油の川越店である。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2014/4/16(11:31,11:31,11:32)
「小江戸横丁」。
「小江戸横丁」は、おやつから食事、アクセサリー、衣料品から雑貨まで、色々なお店が集まる空間で、奥には無料の休憩所もある。
2014/4/16(11:35)
「蔵づくりの町並み」。
写真は南方向を撮影。
写真右には「蔵造り資料館」が写る。
2014/4/16(11:36)
「蔵造り資料館(旧小山家住宅)」。
明治26年(1893)の川越大火の直後に、当時煙草卸商
(屋号「万文」)を営んでいた「小山文造」が、焼け残った
蔵造りの建物等を参考にして建てたという。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
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2014/4/16(11:37)
「時の鐘」。
川越のシンボルと呼ばれる「時の鐘」は、メイン通り
(一番街通り)から東に延びる路地(かねつき通り)を
50m程入った所に立つ。
写真をクリックすると近づいて撮る写真(450x600)が
表示されます。
2014/4/16(11:38)
「時の鐘」の下を潜り奥に入る。
「時の鐘」の下部には、壁が無く通り抜けができ、
奥には「薬師神社」がある。
写真をクリックすると「時の鐘」と「薬師神社の由来」の
案内板(600x450)が表示されます。
2014/4/16(11:39)
奥に「薬師神社」。
2014/4/16(11:39)
「薬師神社」。
右の鳥居奥には、「稲荷神社」がある。
2014/4/16(11:40)
「時の鐘」の階段。
撞き手は、鐘つき守りから機械へと変わってしまったが、
今でも一日に4回、蔵造りの町並みに時を告げている
現役の時計台である。
この階段は、その昔は「鐘つき守り」が上り下りし、
今では機械のメンテ作業等で使用するのであろう。
2014/4/16(11:42)
東側から見る「時の鐘」。
右の建物は、お団子屋さんの「田中屋」。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
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2014/4/16(11:46)
メイン通り(一番街通り)に戻る。
写真左の建物は「まちかん刃物店」。右は「深善美術
表具店」。
「まちかん刃物店」の左にある工事中の建物は、
平成21年(2009)、NHK連続テレビ小説「つばさ」の中で
「甘玉堂」として放映された、老舗陶器店「陶舗やまわ」。
2014/4/16(11:47)
「まちかん刃物店」上部。
屋根の最上部には棟木を保護するという「箱棟」。
その「箱棟」と巨大な「鬼瓦」のバランスをとるという
「カゲ盛」が造られている。
窓は、重厚な「観音開扉」。その窓の下には、火災が
発生した時に、扉の目地に土などを塗り込むために
設けられたという「目塗台(めぬりだい)」がある。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
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2014/4/16(11:47)
老舗陶器店「陶舗やまわ」の道路反対(東)側から見る
南側の景色。
写真右の建物は、「亀屋栄泉(芋菓子の歴史館)」。
本来であれば、この写真撮影位置から北方向に見る
(手前から、「陶舗やまわ」、「まちかん刃物店」、
「深善美術表具店」と並ぶ)景色が、蔵づくりの町並みの
中で一番の見所なのだが、一番手前でメインとなる
「陶舗やまわ」が工事用シートで覆われていたため、
残念だが写真には納めていない。
2014/4/16(11:48)
「埼玉りそな銀行(旧第八十五銀行)」。
設立当初の「第八十五国立銀行」は、明治11年(1878)
に開業した埼玉県初の銀行で、この建物は、大正7年
(1918)に「第八十五銀行」の本店として建てられた。
2014/4/16(11:49)
写真左は、明治20年(1887)創業で県内に多くの
支店を持つ和菓子屋「くらづくり本舗 一番街店」。
右隣りは、天然石・アクセサリーの「玉屋」。
2014/4/16(11:53)
「亀屋本店」。
天明三年(1783)創業で、旧川越藩御用達の
老舗菓子屋「亀屋」。
芋せんべい「初雁焼」は、明治時代から今に続く人気の
菓子である。
本店の建物は、川越大火直後の明治26年(1893)に
建てられたという。
写真をクリックすると建物上部を撮る写真(600x450)が
表示されます。
2014/4/16(11:55)
「旧山吉デパート」。
「亀屋本店」の先「仲町交差点」でUターン。
この写真からは、往路を北に向けて戻る途中で
撮影したものである。
「旧山吉(やまきち)デパート」は、昭和11年(1936)、
川越に初めてできた高級百貨店であったが、
昭和26年(1951)に閉店。
同じ年に、今でも埼玉県西部を中心に店舗を展開する
「丸広百貨店」が、川越本店を開店させている。
2014/4/16(11:55)
「荻野銅鐵店」。
明治時代創業の老舗金物店で、南部鉄の風鈴を中心に
銅や鉄の小物製品を扱う。
2014/4/16(11:57)
「法善寺」。
「法善寺」は、「自然山宝林院(じねんさんほうりんいん)」
と号する浄土真宗の寺で、この日は見ていないのだが、
境内には「虫食い奴の墓」という珍しい墓(石像)が
あるという。
この墓(石像)は「大酒飲みの侍が、晩年自分の姿を
石に刻み、墓として建立したもので、酒樽に腰をかけ、
杯を手にする侍像」だというので興味深い。
2014/4/16(11:58)
メイン通り(一番街通り)東側から北の方向を見る。
写真左から「斉たばこ店」、「鰹節店中市本店」、
「創作漬物河村屋」、「手作り箸工房きっちん遊膳」、
「亀屋栄泉(芋菓子の歴史館)」と並ぶ。
その奥には、「まちかん刃物店」の屋根に設けられた
大きな「カゲ盛」が見えている。
2014/4/16(12:00)
写真左に、理容「銀巴里」。
「深善美術表具店」の北隣りにある建物である。
2014/4/16(12:02)
甘味処「冨士屋(左)」と菓匠「芋乃蔵(右)」。
理容「銀巴里」の北隣りにある。
なお、甘味処「冨士屋」は、既に廃業していたようだ。
2014/4/16(12:02)
「そうび木のアトリエ」。
オリジナルの「木製擦り器」を中心に、家具、食器、
おもちゃ、アクセサリー等を扱う。
右隣りの三角屋根は、「小江戸横丁」。
スタートした「川越まつり会館」は、すぐ先である。

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