足柄万葉公園

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2015/9/15(12:29,12:36)
「足柄万葉公園」の入口と「中央広場」。
奈良時代、奈良の都から東国の任地に赴く役人達は、神奈川県(相模の国)と静岡県(駿河の国)の
県境にある、足柄峠で都に最後の別れを告げ、また、防人の任に赴く東国の農民達は、
この峠で故郷に残した肉親を思い心の叫びを詠んだという。
足柄万葉公園は、この足柄峠から北東約600mにあり、万葉集に出てくる足柄ゆかりの歌を刻んだ
歌碑7基と、歌に詠まれる花木が植栽された公園である。
左の写真をクリックすると「足柄万葉公園」の案内図(800x700)が表示されます。
案内図には、「万葉広場一周約45分」とあり、7基の歌碑に番号が付けられている。
本ページでは、個々の「歌碑」を、この案内図に付けられた番号で呼ぶ。
右の写真は、中央広場。中央広場は、足柄万葉公園の入口を入るとすぐ右側にあり、
四阿(あずまや)と「7番歌碑」が立つ。
2015/9/15(12:34)
「中央広場」から見る景色。
「中央広場」は、「足柄万葉公園」の中で唯一視界の
開ける場所で、東の方向に、「足柄平野」や「相模湾」
等を見ることができる。
写真下に写るコンクリート道は、神奈川県道78号
「御殿場大井線」で、公園入口から「6番歌碑」までの
間は、遊歩道と平行している。
また、足柄峠を越えた静岡県側では、静岡県道78号
「御殿場大井線」となる。
2015/9/15(12:32)
「7番歌碑」。
歌碑には、「足柄の 御坂畏み 曇夜の
吾が下這へを 言出つるかも」と刻まれる。
写真をクリックすると「7番歌碑」の案内板(600x450)が
表示されます。
2015/9/15(12:36)
「6番歌碑」に向かう。
「中央広場」から「6番歌碑」の方向に歩き出すと、
正面には「6番歌碑」が見える。
2015/9/15(12:37)
「6番歌碑」。
歌碑には「足柄の 御坂に立して 袖ふらば
家なる妹は 清に見もかも」と刻まれる。
写真をクリックすると「6番歌碑」の案内板(600x450)が
表示されます。
2015/9/15(12:39)
「虎ノ口」。
遊歩道を直進すると「虎ノ口」の標識。
標識には、左の方向に「こちら作業道」とあり、
遊歩道は、右にヘアピンカーブ状のカーブを進む。
この辺り、周りの木々で道が暗く多少不安を感じるが、
すぐに県道に出る。
写真をクリックすると「虎ノ口」の標識が
拡大表示(800x600)されます。
2015/9/15(12:45)
道は、舗装された県道へと出るが、すぐに写真の
遊歩道(土の道)へと入る。(写真右下に写る
コンクリートの道が、県道)
なお、「6番歌碑」からここまでに、8分の時間が
経過しているが、距離は、ほんのわずかしかなく、
「6番歌碑」脇の坂を降りれば、「虎ノ口」を経由せずに、
直接この県道に出ることもできる。
また、この場所には「5番歌碑」があったのだが、
これには気付かずに通り過ぎてしまったため、
帰路撮影した写真で紹介する。
2015/9/15(12:45)
「遊歩道」を分ける分岐。
「足柄万葉公園」は、南北に長く、その左右(東西)に
遊歩道がある。
この日は、往きに公園西側(案内図では、上の道)を
歩き、帰りは東側の道を戻ることとした。
2015/9/15(12:46)
「3番歌碑」に向かう。
2015/9/15(12:48)
「3番歌碑」と四阿。
写真中央に「四阿」が建ち、その右に「3番歌碑」が
ある。
2015/9/15(12:48)
「3番歌碑」。
歌碑には「足柄の 吾を可鶏山の 穀の木の
吾をかづさねも 穀割かずとも」と刻まれる。
写真をクリックすると「3番歌碑」の案内板(600x450)が
表示されます。
2015/9/15(12:52)
「万葉広場」。
「万葉広場」と書かれる標識も案内板もないのだが、
この場所を除き、広場と呼べるような場所はなかった。
2015/9/15(12:52)
「2番歌碑」。
歌碑には「足柄の 箱根の嶺呂の 和草の
花つ妻なれや 紐解かず寝む」と刻まれる。
写真をクリックすると「2番歌碑」の案内板(600x450)が
表示されます。
2015/9/15(12:55)
標識には、進行方向に「万葉広場頂上」。
右の方向に「矢倉岳ハイキングコース」とある。
「万葉広場頂上」と書かれた方向に向かう。
2015/9/15(12:57)
「1番歌碑」の横に置かれた「小舟」と歌の書かれた
「木簡」。
標識に書かれていた「万葉広場頂上」とは、
この辺りのことなのであろう。
2015/9/15(12:57)
「1番歌碑」。
歌碑には「鳥総立て 足柄山に船木伐り
樹に伐り行きつ あたら船木を」と刻まれる。
写真をクリックすると「1番歌碑」の案内板(600x450)が
表示されます。
2015/9/15(12:59)
「矢倉岳」への道を左に見送り、公園東側の道を
公園入口に向け戻る。
なお、近くの標識には「矢倉岳まで、2.2km」とあった。
2015/9/15(13:00)
標識には、進行右の方向に「万葉広場」とある。
未確認ではあるが、右に行くと、12時55分に通過した
標識の場所に出るのであろう。
2015/9/15(13:02,13:05)
公園東側の道を進む。
ほとんど高低差はなく、雰囲気の良い道だが、視界はなく、遠くの景色は望めない。
2015/9/15(13:06)
この標識にも、進行右の方向に「万葉広場」とある。
未確認ではあるが、右に行くと、「3番歌碑」が立つ
場所に出ると思われる。
なお、この写真は、右の方向を撮影したものだが、
この道は、利用する人が少ないようで、道は草で
覆い隠されている。
2015/9/15(13:07)
「万葉ハイキングコース」の案内板。
この案内板は、公園東側の遊歩道脇に立つ。
案内板によると「万葉ハイキングコース」を歩くと、
40分程で、バス停「地蔵堂」に降りることができる。
写真をクリックすると「万葉ハイキングコース」の
案内図が拡大表示されます。
この案内図は、800x800ピクセルあります。
案内図の文字を読みたいときには、表示された画像を
クリックし、スクロールバーをご利用下さい。
2015/9/15(13:08)
「4番歌碑」。
歌碑には「わが背子を 大和へ遣りて まつしたす
足柄山の 杉の木の間か」と刻まれる。
写真をクリックすると「4番歌碑」の案内板(600x450)が
表示されます。
2015/9/15(13:11)
「5番歌碑」。
「5番歌碑」は、平地に立つのではなく、道脇の傾斜に
張り付くように造られていた。
このため、注意して見ないと、自然の岩のように見える。
歌碑には「足柄の 崖の小菅の  菅枕
何故か巻かさむ 児ろせ 手枕」と刻まれる。
写真をクリックすると「5番歌碑」の案内板(600x450)が
表示されます。
2015/9/15(13:14)
「中央広場」まで戻る。
2015/9/15(13:15)
「足柄万葉公園」入口に戻る。
ゆっくりと歩き、案内図に書かれていた通り、
45分の散策であった。

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