チャツボミゴケ公園

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2021/11/10(9:05,9:05)
「園内巡回バス」の乗降場と休憩所。
「チャツボミゴケ公園」は、「湯畑」や「湯もみ」で知られる名湯「草津温泉」の温泉街から
北に約3.5km(車での走行距離は、約10km)。標高1,200mの山の中にあり、
白根火山の爆発でできた「すり鉢状」のくぼみに、強酸性水域を好み、
本州では此所にしかないという珍しいコケ「チャツボミゴケ」の群生地である。
この地域では、戦中から戦後にかけて「群馬鉄山」として鉄鉱石が採掘され、
閉山後は、鉄鋼会社の保養施設として使われていたが、平成27年(2015)、
周辺の自然資産と共に、湿地の保存に関する国際条約「ラムサール条約」に登録。
平成29年(2017)には、国の天然記念物にも指定され、「中之条町」が保護管理すると共に、
一般に公開(開園期間は、4月下旬~11月末で、積雪の状況により変動)されている。
左の写真、「バス乗降場」には、2台のマイクロバスが駐まる。
左の写真をクリックすると「チャツボミゴケ公園」の園内案内図(975x650)が表示されます。
右の写真、「休憩所」の中の掲示板には、採れた鉄鉱石を鉄道の始発駅「太子(おおし)駅」まで
「索道」で運ばれたことなどが書かれ、「索道」の一部と思われる鉄材が展示されていた。
右の写真をクリックすると休憩所に展示される「索道」の一部と思われる鉄材(600x450)が表示されます。
2021/11/10(9:11)
写真手前の建物が「受付・事務所」。
奥の建物は、「特産品直売所」。
駐車場から「チャツボミゴケ」が群生する
「穴地獄」までの距離は、1.3km。
この間は、一般車両進入禁止となっている。
この距離を歩く遊歩道は整備されているが、
受付で支払う入園料には、「園内巡回バス」の
料金が含まれているため、この日はバスを利用。
写真をクリックすると「受付・事務所」の中
(入口付近)の様子(600x450)が表示されます。
2021/11/10(9:16)
「穴地獄」のバス乗降場。
巡回バスは、駐車場(受付・事務所)から、
ここまでの片道1kmを運行。
ここから先300mは、遊歩道を歩く。
2021/11/10(9:17)
「穴地獄」への遊歩道入口。
ここから先「穴地獄」までの300mは、
緩い上り坂が続く。
2021/11/10(9:18)
「温泉大滝」。
遊歩道を「穴地獄」に歩くと、すぐ右方に見える。
園内案内図には、この滝の上部に「褐鉄鉱」と
あるので、塗料にも使われたという赤色の
「ベンガラ」は、この辺りで採掘されたのであろう。
近くには「褐鉄鉱」と書かれた案内版が立つ。
写真をクリックすると「褐鉄鉱の案内」が
表示(800x500)されます。
2021/11/10(9:19)
「穴地獄」へと歩く。
傾斜は緩いのだが、未舗装の山道のため、
車椅子等での入園はお勧めできない。
また、巡回バスは、ペット(盲導犬を除く)の
乗車も禁止されている。
2021/11/10(9:21)
遊歩道左奥に「湯滝」。
本ページで紹介している「園内案内図」は、
この辺りに立つ案内板を撮影したものである。
2021/11/10(9:22)
「展望スポット」。
「チャツボミゴケ」は、この辺りから上流に群生。
この辺りでは、今でも鉄鉱石が生成されている。
写真をクリックすると「展望スポット」から撮る
写真(450x600)が表示されます。
2021/11/10(9:25)
「湯滝」を過ぎれば、「穴地獄」である。
2021/11/10(9:27)
「湯滝」上のコケ群。
「チャツボミゴケ」とは、舌を噛みそうで、
覚えづらい名前だが、漢字で書くと「茶蕾苔」。
強酸性の鉱泉に育まれた「チャツボミゴケ」は、
「バイオミネラリゼーション」と呼ばれる微生物の
生物活動の副産物として、数億年をかけて
鉄鉱石に変わるという。
2021/11/10(9:28)
「穴地獄(木道)」入口にて。
2021/11/10(9:29)
「穴地獄(木道)」入口。
「穴地獄」は、木道で囲まれる。
2021/11/10(9:31)
「水池・大池」と書かれた標識。
この標識は、木道を入ったところにある。
穴地獄のバス乗降場には、「平兵衛池まで
3.2km」と書かれた案内版が立ち、
入園パンフレットには、「水池」「大池」を
経由して「平兵衛池」までの往復を歩く
「半日コース」が紹介されている。
写真をクリックすると「穴地獄バス乗降場」に立つ、
「平兵衛池までの案内」が表示されます。
この画像は、600x800ピクセルあります。
画像の文字を読みたいときには、表示された
画像をクリックし、スクロールバーをご利用下さい。
2021/11/10(9:32)
「木道」を上流に向け歩く。
木道の左下に「穴地獄」。
なお、本ページでは、水の流れる「穴地獄」を
川と見なし、「上流」「左岸」「右岸」と記述する。
2021/11/10(9:32)
左岸(北側)から見る「穴地獄」。
「チャツボミゴケ」の最盛期は、梅雨時の6~7月。
最盛期を外れたこの時期(11月)でも、
東アジア最大級といわれる「チャツボミゴケ」の
群生は、見応え充分である。
写真をクリックすると1.75倍ズームで撮る
写真(600x450)が表示されます。
2021/11/10(9:34)
更に上流へと歩く。
2021/11/10(9:36)
最上流部の「チャツボミゴケ」。
写真は、1.2倍ズームにて撮影。
最上流部に湧く、硫化水素を含む強酸性(pH2.5)の
湧水は、「鉄の釘」を1週間浸けておくだけで、
その釘は使えなくなってしまうという。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2021/11/10(9:36)
最上流部から見下ろす「穴地獄」。
写真には、右岸の木道に設けられた2ヶ所の
展望スポットも写る。
写真をクリックすると拡大写真(450x600)が
表示されます。
2021/11/10(9:38,9:39)
右岸(南側)から見る「穴地獄」。
動物が「窪みに落ちると命を落とす」といわれ、名前の由来にもなった
「穴地獄」の穴は、鉄鉱石の採掘(露天掘り)により堀り崩され、
「以前の面影は残らない」という。
両写真共、クリックすると拡大写真(600x450)が表示されます。
2021/11/10(9:42)
「四阿」。
「四阿(あずまや)」は、右岸(南側)の木道から
坂を登った高い位置に建ち、「穴地獄」の全体を
見下ろすことができる。
写真をクリックすると「チャツボミゴケと
穴地獄」の案内(900x600)が表示されます。
2021/11/10(9:41)
「四阿」から見下ろす「穴地獄」。
写真手前には、右岸の木道や展望スポットが写る。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2021/11/10(9:43)
木道に戻る。
写真は、右岸(南側)の展望スポットから
3.75倍ズームにて撮影。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2021/11/10(9:44)
右岸(南側)の展望スポットから見る「穴地獄」。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2021/11/10(9:45)
対(左)岸には、次のバスに乗った人達が歩く。
バスに時刻表などはなく、利用客がいれば、
2台が交互に途切れなく運行しているようであった。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2021/11/10(9:46)
右岸(南側)の展望スポットから見る「穴地獄」。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2021/11/10(9:46)
「穴地獄」下流部の「チャツボミゴケ」。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2021/11/10(9:47)
写真奥に、「穴地獄(木道)」入口。
写真をクリックすると拡大写真(600x450)が
表示されます。
2021/11/10(9:49)
「穴地獄」のバス乗降場に向かう。
写真は、「穴地獄(木道)」入口から
「穴地獄」バス乗降場の方向を撮影。
2021/11/10(9:54)
写真奥に、「穴地獄」のバス乗降場。
2021/11/10(9:57,9:58)
「穴地獄」のバス乗降場に到着。
左の写真、右方に立つのは、「受付・駐車場」への登山道(遊歩道)を示す案内板。
「園内巡回バス」が運行する舗装道路は、危険防止のため、歩行が禁止されている。
この登山道(遊歩道)は、「園内巡回バス」を利用せず、この間(片道約1km)を
歩く人のために整備された道である。
【追記】JR吾妻線「長野原草津口駅」から、国道292号線(東ルート)を北に、車で10分程(距離約6.7km)走った所には、
ここ(群馬鉄山)で採掘された鉄鉱石の運搬拠点であった「旧太子(おおし)駅」がある。
昭和46年(1971)には廃駅となったが、ホームやレール、駅舎などが再現され、平成30年(2018)からは、一般公開されており、
まるで古代遺跡のようなコンクリートの大型建造物(鉄鉱石を貯めて貨車に積み込むホッパー跡)等を見ることができる。
「チャツボミゴケ公園」に関連する施設でもあり、合せて立寄られるのもお勧めである。

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